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ドイツへ戻ってきました



三ヶ月のブランク


随分ご無沙汰していました。

妻の療養目的で帰国していたこの時期。実は私にも病気が見つかり、手術、入院を経るというまさかの夫婦揃って同時期に闘病という一大事になっていました。

幸い私は早期に退院し、ドイツへの帰国も許可してもらいましたので約三ヶ月の療養期間を経てドイツに帰ってきました。学業の都合もあり、長男と次男は私と一緒に連れて帰ることにしました。

次男は当初日本での練習環境を見つけるのに苦労しましたが、後半に関西圏でとてもオープンに受け入れてくれるチームと出会い、高い技術レベルの中で年齢の近い選手たちと一緒に練習と試合を経験させていただきました。

子供達も次男を面白がってくれて仲良くしてくれ、次男も日本でサッカーを頑張っている同年代の選手たちと試合できたことはとてもいい勉強になったと言っていましたし、何よりコーチの方々も我々にとても良くしてくださり、今後につながるいい関係を築くことができました。


高校チームとの練習試合に参加


ドイツに帰ってから


日本での練習環境はほぼ人工芝、自主練は常に近所の公園で当然土の上です。しかも成長期真っ盛り、今まで悩まされていた右膝の炎症がどうなるかと思っていましたが、今回の急な帰国は無理やり怪我を治す時間を神様からもらったようなもので、滞在期間中に右膝の痛みはほぼ治っていました。しかし、成長痛はなかなかしつこいもので、今度は左膝に炎症が起こってしまい、その治療をしている途中で帰ってくる事になりました。

まず帰って来た日が木曜だったのですが、その次の月曜の地区トレセンから練習を再開することにしました。

地区トレセンは次男が一緒に練習してきた学年が最終年に入り、少しずつ人数は減って行き今は3−4人しか残っておらず、残りは次男と同じ学年、そして一個下、二個下が入って来ていました。

久々に練習から帰って来た次男の感想は、やはり久々の練習はしんどかったが、レベルが高くないので余裕があった。地面の感じもやりやすくて足に優しかった気がする。とのことでした。

そして次の日はチーム練習。チームの仲間に荒っぽい歓迎を受け、とても楽しく仲間たちとのサッカーを楽しんできました。

そして水曜日はバイエルン州東地区の選抜練習に招集です。昨年時お世話になったバイエルン州選抜の仲間たちは次男の不在中に初の海外遠征を体験し、またもう一回の州対抗戦も実施されました。次男はその連絡網に入ったままでしたし、インスタで繋がっている仲間たちの状況もリアルタイムで見えます。そんなこんなで繋がっていましたので私からもコーチに帰国の理由や、ドイツに帰って来た旨の連絡などはさせていただいていました。

そしたら急遽水曜の選抜練習に来れたら来ていいよという事になり。当然のように参加です。

そこでも何人もの知った顔に歓迎され、帰国して数日ですが早速サッカー漬けの毎日をこなす形になりました。幸い、膝が痛いだの体力がなくて走れないだの言いながらも選抜練習はその後も呼んでいただき、来週には久々の東バイエルン州U14代表チームとして対外試合に出してもらえる事になりました。


久々の練習


次のステップに向けて


次男が去年まで一緒に戦ったチームメイトの中からも、そしてバイエルン州代表の中からも数名がブンデスリーグの下部組織に移っていきました。

東バイエルンチームの中でも数名から、今現在進行形でチームに呼ばれてトレーニング参加をしていると聞いたそうです。

そんな中、次男の心中を察するに親としてはなかなか申し訳ない気持ちもあります。もしも我々の病気療養の期間がなければ次男は引き続きバイエルン州代表活動を続けていられた可能性はありますし、それなりのチームの目に留まる機会もあったのでは、と考えてしまいます。

でもそればっかりは避けることのできなかったことですので、なんとか前向きに捉えて、この時期を焦らずじっくり作り直せばきっと見る人は見てくれていると信じてやるしかないです。

本人もこの時期をグッと耐えてくれましたので、きっと我慢は無駄にならないと信じて頑張り続けてほしいと願います。頑張れ。


今回も読んでいただき、感謝します。



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