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戦争と平和の倫理学

「国を守るためには強い軍隊が必要だ」という奴に聞きたい。

「で、お前は戦争に行くのか?」

行かないと答える奴は人様の死にフリーライドする卑怯者である。

行くと答える奴は戦争の悲惨さを知らない馬鹿者である。

誠実で知識と思考力のある者であれば、軍隊で国を守ろう等とは言わないのだ。

上の問いに「行く」と答えた諸君は、戦争で両手両足をもぎ取られても、精神を病んでも、国のためだと思って諦めるのか?

「行かない」と答えた諸君は、君の知人がそういう目に遭っても、無関心を装うつもりなのか?

兵士の命と心身を切り刻むのが戦争だ。警官や消防士の仕事とは訳が違うのである。

初出2020年1月12日Twitter

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