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愛国心、戦争、そして進歩

お前の愛国心はどこに向かうのか

国旗毀損罪がどうのと、また愛国心の押し付けが始まっている。

しかし、考えてみて欲しい。愛国心云々を言うなら、祖国の領土を軍靴で踏み荒らし、美しい海を埋め立ててる連中(米軍)を追い出すのが先ではないのか。主権を奪われた国で愛国心もなにもあるものか?

戦争?それは現実的なのか


中国の脅威?それは本当なのか?

仮にそうだとしよう。だとしても在日米軍は米国を守るために日本にいるに過ぎない。米国にとって日本は対中防衛の前線基地だ。かつて日本は対ソ防衛の前線基地として満州を選び関東軍を置いた。それと同じだ。関東軍が中国を守るために満州にいたのではないのと同様、在日米軍は日本を守るために日本にいるのではない。

実際ソ連が満州に攻めてきた時、関東軍はサッサと日本に引き揚げたではないか。仮に中国となにかあったとして、在日米軍が命をかけて日本を守ってくれる保証なんぞカケラもないのだ。日本の領土と主権を米軍に売り渡す価値があろうはずがない。

そういうと必ず「なら、憲法改正して自主防衛だ」と言ってくる奴がいる。

馬鹿な。相手は核を持っている。敵うわけがない。

日本も核を持てばいい?

それも愚かだ。そんなことすれば、中国だけでなく世界中を敵に回し、経済制裁を受けて、あっという間に国が滅びてしまう。

真の現実主義と「進歩」

だから俺は何度も言っている。憲法9条を守って平和外交をせよ。どこの国も敵にせず、全方位外交をするのだ。軍事費を削って文化と福祉と教育、そして自然環境の保護に回す。留学生を交換して世界中に友人を作るのだ。自衛隊は災害救助隊に改組して世界中に派遣したらよい。そうすれば、どこの国も日本を攻めようとしなくなるだろう。

俺が言ってるのは絵空事か?いや、在日米軍が日本を守ってくれるとか、改憲すれば中国に戦争で勝てるとか、そっちの方がよっぽど絵空事ではないのか?

どれも確実性がない?

だとしても、同じ賭けるなら、誰も殺さない、自然も壊さない方に賭けてみたらどうか?

人類は進歩する。戦争そのものが廃棄される時代がいつか必ずやってくる。

初出2021年2月3日Facebook

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