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M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、序文
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M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、青と黒のカード編
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M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、総評、雑感
Magic: The Gatheringの新エキスパンション『兄弟戦争』発売も近づいてきたので暇な時間にぽつぽつ備忘録しておこうという試みです。
後から見返した時に当時はこういう認識だったんかぁ~って思い返せて良いかもわからんね。次回も続くかはとりあえず未定。
今回はひとまず主にスタンでの構築目線でのカード評価とします。よって特にアンコモン以下に集中するリミテカードの評価はこの記事では扱いません。私もリミテ好きだけど既に世に溢れてるだろうしね。他のところで見つけてきてくれ。たまに下環境の話もします。
それと、当初は1記事で全て完結しようと思っていましたが、想像してた倍以上の文量になってしまいそうなので4つか5つくらいに分けようと思います。ヒストリック等に影響力がありそうなら気軽に言及するつもりなんですが、旧枠版/設計図アーティファクトが思ったより影響力高そうでうわーってなりました。それでも誤差なんですけどね、たはは……。
とりあえずは一つ目の記事となるここでは現環境の理解と新メカニズムの確認だけしておいて、カードレビューは後日の私に任せます。頼んだぞ明日の私。
環境理解
(下環境もそうですが特に)スタンダードは現在のカードプールやメタゲームを理解していないと正しい評価はできないと考えています。よって、実際にカードを見る前に環境に存在するデッキを把握するところから始めていきます。とはいえカードレビューが主題なのでリストの紹介程度のさっくりでいきます。
現在のメタゲームは主に概ね以下を意識しておけば良さそうです。
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世界選手権2022 - Standard - Finalist - Eli Kassis
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世界選手権2022 - Standard - Champion - Nathan Steuer
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Standard Preliminary - 2022/11/3 - 4-0 - RANRANJINTIANCHIWHAT
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Standard Challenge - 2022/10/30 - 5th Place - LUCASG1GGS
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世界選手権2022 - Standard - 4-1 - Jean-Emmanuel Depraz
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世界選手権2022 - Standard - 4-1 - Julian Wellman
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チャンピオンズカップ プレミアム予選 in MINT渋谷店 - Finalist - ヒラヤマ レイ
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チャンピオンズカップJAPAN&KOREA店舗予選 in 晴れる屋名古屋 - 権利獲得 - Ishibashi Yukinori
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Standard League - 2022/10/31 - 5-0 - GOODCITIZEN
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Standard Showcase Challenge - 2022/11/5 - 3rd Place - YungDingo
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チャンピオンズカップ店舗予選 in TC東京 - 2022/10/16 - 権利獲得 - Hosokawa Yuya
今の時点で私は概ね以上のデッキを意識しておけばいいと思っているのでここまでにしておきます。
雑感として、ミッドレンジが非常に強力でアグロやコントロールが少々窮屈な環境という印象です。特に環境最大の仮想的は世界選手権で活躍したエスパーとグリクシスですね。非常に完成度が高くこの牙城を崩すのは容易ではありませんが、新エキスパンションが登場するたび新しいデッキが台頭してくるのがマジックの面白いところですね。
食肉鈎虐殺事件禁止の前まで黒単、ラクドスに集中していたのが、そこまでデッキ構造に致命的ではない禁止改定を経ただけでエスパーやグリクシスに変わったのも面白かったので、より影響の大きい新エキスパンションの発売はもっと大きな変化をもたらしてくれるでしょう。
今からもう楽しみですね。
新メカニズム
合体
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指定されたカード2つを揃えて合体能力を使うと非常に強力なカードに生まれ変わる能力です。
過去にはイニストラードを覆う影にも登場した再録メカニズムですね。当時はコモンのセット、レアのセット、神話レアのセット合計3セットが、登場しましたが、今回は神話レアとレアの組み合わせが派手に3セット登場しています。
基本的にマジックはデッキの平均値を高めてテンポよくプレイするのがセオリーなので、カードを2枚引き込んだ上で合体能力を使うことは安定性を損なうので難しい能力なんですが、上手く決まったときは勝ちがほとんど確定するほどの威力を持っているのでコンボの性質がありますね。環境にコンボデッキがあまり存在しないのでなにかして欲しい期待を寄せるメカニズムです。
試作
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アーティファクトが持つメカニズムで、本来のマナコストで唱えられることに加えて、色マナの要求とサイズが縮小の代わりにより実用的なコストでも唱えられるようになるメカニズムです。
どちらかといえば色マナを要求する分試作で使った場合の方がコストパフォーマンスがよく、キッカーのような使い心地になると思われます。墓地から戦場に戻したり、一時的追放効果で元のサイズに戻すテクニックも狙えそうで面白いですね。普通に使うだけでも実用的なカードも散見されるので印象が良いです。
蘇生
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墓地から蘇生コストを支払うことで、1回だけ戦場に速攻を持った状態で戻し、ターン終了時に追放する効果です。
前回はアラーラの断片ブロックのグリクシスのメカニズムとして登場しましたが、今回は蘇生コストに色マナを要求する代わりに全色のアーティファクトに割り振られています。クリーチャーでないアーティファクトも蘇生を持っているのが面白いですね。
単に攻撃して終わりではよほど高い攻撃性能がなければ少し寂しいので、基本的になんらかのアドバンテージ能力も持っているのが特徴ですね。単に戦闘や除去で死んだクリーチャーを使い回すだけでなく、自分から墓地を肥やして積極的に蘇生で使うことを念頭に構築しても良さそうです。
パワーストーン
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前回の団結のドミナリアで《生けるレガシー、カーン》で先行して登場したメカニズムですね。
基本的にはリミテッドメカニズムだと思いますが、宝物よりも少しだけ安い査定で出てくるマナ加速であり、継続して戦場に残るのでパワーストーンによるランプ戦術ももしかしたら可能かもしれません。今回試作があったり、パワーストーンがリミテッドメカニズムに組み込まれた関係で重く強力なアーティファクトが多数収録されているので、可能性のあるコンセプトだと思います。単にマナ加速をするだけではなくて、アーティファクトが並ぶことを活かしたり、《鬼流の鉄床》や《甦りし悪夢、ブレイズ》等の生け贄シナジーで活かすこと等も考えられますね。
強力なアーティファクト
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明確なメカニズムではないですが、今回のストーリーではウルザとミシュラのアーティファクト兵器の開発によるテリシア大陸全土を巻き込んだ大規模な戦争を描いたエキスパンションなので、アーティファクトが普段よりも多く収録されています。これまでのメタゲームではアーティファクトといえば《勢団の銀行破り》に続いて《未認可霊柩車》が目立つ程度だったのが、今回からはアーティファクト対策をより重要視する必要がありそうですし、アーティファクトを主体にしたデッキの登場にも期待が持てますね。
設計図カード
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これらはスタンダードでは使用可能になりませんが、ミシュラのガラクタを除いてヒストリック環境で使用可能になります。いずれも需要のある再録カードであり、ヒストリック環境に影響を与えることが期待されますね。今回はスタンダードを中心に見据えていますが、気になるカードがいくつかあるので多少は見ていこうと思っています。
また、これ以外にも細かい部分ではリミテッドメカニズムに注目するものがあるかもしれませんが、リミテッドはこの記事ではあまり扱わないのでメカニズムについてはこの辺りにしておきます。
では、次回から本格的にカードレビューしていこうと思います。
アリーナ実装には間に合わせたかったけど最近ウマ娘もちょっと急がしくて手が回らん勝ったわ。がはは。
赤、緑以降ぐらいが多分間に合わないです。よろしく頼む。
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