ブルームバロウデッキ環境備忘録
序文
新セットブルームバロウも発売されて約2,3週間。そろそろある程度メタゲームも見えてきたところなので環境前半の振り返りでもしてみようかなというやつです。
自分のデッキ作りの参考になるのでよく環境が見かけたデッキはチェックしてるんですが、今回は備忘録として残しておきます。
MOスタンダードチャレンジ
7/26-8/10までのMOのスタンダードチャレンジのデッキを集計しました。
版図、ゴルガリ、召集など、ローテーション前から失ったものが少ない組がよく見えますね。
ゴルガリが失ったのはスローランドや一部サイドカード程度でほとんどフルパワー、召集は《ヴォルダーレンの美食家》による2T《イーオスの遍歴の騎士》の安定感を失うも自力の強さがあり、版図はトライオームを失った代わりに《寓話の小道》、《山積みの収穫》を獲得するなどしてそれぞれ生き残りました。
新しく出てきたのはオルゾフやグルール、トカゲデッキ等。
オルゾフは単体でも強力なクリーチャーである《星界を呼ぶ者、ゾラリーネ》が本当に良いカードで、コウモリに寄せたライフゲインタイプとシンプルなミッドレンジタイプが共に活躍してます。
グルールは雄姿と果敢系クリーチャーでまとめた環境最速クラスのアグロで、メタゲームを定義する強さがあります。
トカゲは収録されたトカゲがほとんど無法者であることで《笑う者、ジャスパー・フリント》まで組み込んだシナジー重視で爆発力のあるビートダウンと、それぞれブルームバロウで獲得したカードが活躍してますね。
注目デッキは少数入賞している残虐爪デッキ。
《悪名高い残虐爪》を発見で探しつつ、軽量モードもある重量スペルを踏み倒して戦うデッキです。
マナ踏み倒しによるバリューの高さと残虐爪を対処されたあとのミッドレンジプランが案外強く、チューンのやりがいがあって面白いデッキですね。
早速市川ユウキ選手も配信で遊んでいて、やはり回していて面白そうなデッキだと感じました。パチンコみたいで。
蒼紅杯 ~ブルームバロウ~ 8/4 111名
8/4開催のこちらの大会では前期から強かったデッキがその経験値を活かした活躍をした印象があります。
その中でも新カードの《亭主の才能》、《ゾラリーネ》、《星界の占い師》は複数デッキで採用されておりポテンシャルを感じさせます。
事前評価から注目されていたゾラリーネ含むコウモリデッキ、亭主ヴラスカコンボを獲得したゴルガリがTOP8入りしていること、環境初期特有の試行錯誤感のある混沌としたデッキの数々も面白いですね。優勝した赤単ミッドやアブザンは専用機感があります。
ジャパンオープン2024 8/10-8/11 462名
8/10-8/11開催、462名参加のかなり大きな大会での上位入賞は、新環境に向けてブルームバロウのカードがよく採用され、また十分に調整された新デッキが多く入賞した印象があります。
蒼紅杯が実装数日の開催に対して2週間ほどの時間があったのである程度熟成された感があります。出場者も多いのでそれ相応に実力のあるプレイヤーが集まってもいますね。
3位のアブザンも面白いですが、特に優勝デッキが興味深く《世話人の才能》、《噴水孔》を軸に《ウラブラスクの溶鉱炉》をはじめとしたトークン生成とのアドバンテージ獲得能力が面白そうで、ミッドレンジプラン、コントロールプランどちらも取れるバランスの良さが魅力でした。
私もコピーしたり、青入りや黒入り、白単等改変して色々試してますが、世話人と溶鉱炉の組み合わせはそれぞれ別々に引いても強く楽しい体験が得られてます。まだまだ工夫しがいのありそうなデッキですね。
締め
ギュギュッ