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北アルプス三代急登 早月尾根ソロ日帰りピストン登山記

今年はコロナの影響で丹沢辺りの近場でチョロチョロと登山しています👍🏻
さて、話は本題に戻しますが私が剱岳を登りたいと思ったきっかけは、新田次郎さんの剱岳 点の記です。
本当は、(俺、ツルギ行ってさ) なんて言ったらカッコいいかな?とミーハーな気持ちでした😅

仕事の都合で休みがあんまり無いんですが、
無理言って有休含めて3日の休みをもらって
1日のテン泊予定で北アルプスの三代急登の一つ早月尾根ルートを選びました!
なんでいきなりソコ?! と思われた方は相当の山好きですな!
理由は簡単!
時間とお金がありましえ~ん🤣
室堂からのルートはケーブルカーやら駐車場代が高いし😩
別山尾根ルートは2泊はしたいところで、必然的に選択の余地は無く一番キッツイ早月尾根ルートしか残って無かったからです😅
ところが行ったのが、9月の台風シーズン真っ只中で、予定日の2日間は大雨警報&土砂崩れ警報が出る始末😫
帰る予定日にピタリと嘘の様に雨が止んで、
そんじゃ帰るとすっか!ってなるわけもなく
ここまで来て登らずに帰えれるか!
と急遽 28リッターのザックに必要な装備を詰め替えて、
早朝の朝靄の中、馬場島から誰もいない登山道をヘッドランプを付けて出発しました。

出だし登りでいきなりの急登!
コレが続くの!?と折れそうな気持ちと裏腹にワクワクとしながら登り始めました。

ま~駄目なら、また日を改めて挑戦すればいいやと、心が折れ無い様に自分に言い聞かせて登って行きました。
しばらくは急登となだらかな?登山道をひたすら歩いていきました。

歩くと言うよりは這い上がる感じ!
さすが北アルプス三代急登は伊達じゃねー!
とブツブツと大きな声で独り言を言いながら、心が折れ無い様にひたすら這い上がっていきました。
そうこうしているうちに、辺りが薄明るくなっていく中で、遠くの方に赤い屋根の早月小屋が見えてきました🤣

ようやく半分登って来たと、実感できると同時に、ここまで来たら絶対に成功するぞ!と、
自然と覚悟も決まりました。
小屋に着いて直ぐに、外のテーブルでジェットボイルで沸かしたお湯をアルファー米とシーフードヌードルに注いで、
出来るまでの間に魚肉ソーセージを食べるのがここ最近の山での定番メニューになってます。

食事の途中から小屋から年配の宿泊客が出てきて、ガイドと思われる人の掛け声で準備運動をしている様子を見ながら、あんな年齢で剱に登るのかと、感心しながら出来上がるのを待ってました。
食事を一通り食べてから、山小屋に行って荷物を預かって欲しいとたのみましたが、
宿泊客以外はお断りしますと言われてたので、仕方なく急いで支度した為に間違えて、持って来た1泊分の水2リミッターを捨てて、
残りの1.5リッターのスポーツドリンクを背負って登り始めました。
水は途中で捨てる事も出来ましたが、万が一に備えて捨てずに登りましたが、残りの急登をこの重さで登る自信は無かったので、渋々捨てる事にしました。
山小屋から上は岩場が連続するガレ場で、上を登る人からの落石を喰らわない様に、ある程度は距離を置いて登ります!
こからは安全の為にヘルメットをつけて登りました!
ペェツェルの業界でも最軽量のヘルメットなので、帽子を被っている様に全く邪魔にならないので、
富士山頂からのスキー滑降の時にも活躍しました⛷💨

早月尾根で難関と呼ばれるカニのハサミはこんな感じです。

ボーっとして無ければ、さほど難しい処でもありませんでした👍🏻

そうこうしているうちに山頂に着いて、祠の前で看板を持って記念撮影しました🏔👍🏻

山頂はガスが濃くて風景も楽しむ事が出来ない状態だったので10分程休憩して、とっとと下山しました。
下山途中でスポーツドリンクが無くなり、山小屋で水を買って飲みましたが、喉がカラカラに渇いていたので格別に上手く感じて、水ってこんなに上手いのか!と改めて思いました。

下りは冬以外では初めてトレッキングポールを持ってきて使いましたが、持ってきて正解でした。
既にかなり脚にきていて、踏ん張りが効かなくなっていたので、かなりポールに助けられました。
高低差がある分、登りより下りの方がキツく、馬場島に着いた時は、ボロ雑巾のようにボロボロになってました😓
何とか無事に登頂でき、馬場島の麓にある宿泊施設でひとっ風呂浴びながら、余韻に浸ると言うよりは、もう二度とこんなキッツい登山はゴメンだと心に誓いました😅

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