友達と仲間のアップデート
「友達」と「仲間」の意味を比べてみた。
「友達」互いに心を許し合って、対等に交わっている人。一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人。
「仲間」心を合わせて何かをいっしょにするという間柄をかなりの期間にわたって保っている人。そういう間柄。
他にも様々な解釈があったが要約するとこんな感じだ。
この解釈でいくと、友達というのは「無期限」、仲間というのは「期間限定」ということになる。
自分のやる事、やりたい事が変わったらその仲間はおしまいではないだろうか?
もちろん友達も心が離れたら終わりだが…
よく「大人になるとなかなか友達ができない」と言う言葉を耳にするが当たり前である。大人になると何か成し遂げなければ、何か掴まなければと考えるのが人間だ。遊んでる暇はなかなかない。大人になってできるのは「友達」ではなく「仲間」である。
そしてそれは「寂しい」とか「孤独」とは別の話ではないだろうか?
私の事を少し…
私はポッドキャストというインターネットラジオで「とりあえず演劇らじお」というラジオ番組を配信している。その名の通り演劇がテーマの番組だ。
番組を始めるにあたり、高校の演劇部の仲間、東京で一緒に演劇をやっていた仲間、いわゆる「芝居仲間」に連絡した。最初は「すごいじゃん!」「どうやって聴くの⁇」など反応が良かったが…
番組開始から一年、芝居仲間からのお便りは一通もなく、お便りを頂けるのはこの一年で知り合ったラジオ仲間の方ばかりである。
「冷たいもんやな…」
その時は思った。しかしそれは違っていた。芝居仲間と私を繋いでいたのは言わずもがな芝居であり、ラジオではない。芝居仲間の期間が終わり、ラジオ仲間ができたのである。
(単純に私のラジオがつまらないのかもしれない(笑))
アップデート
変わらない人はいない、と私は思っている。それによって仲間も変わっていく。それは自分が成長する為に必要な事であって、昔の仲間を切り捨てる事は悪いことではないと思う。昔の仲間に引っ張られていつまでも成長できないなんてこんなアホな事はない。
ただそんな仲間の中にも一人か二人、縁を切ろうとしてもなぜか切れないやつがいる。それが「友達」だろう。
私の芝居仲間の中にもお便りこそ無いがラインでちょこちょこラジオの感想を送ってくれる奴がいる。周りの人に勧めてくれている奴もいる。非常にありがたい。もしこいつらが困っていたら私は全力で助けるだろう。
皆さんも「友達」と「仲間」を仕分けてみてはいかがだろうか?自分にとって大切な人は誰なのか見えてくるかもしれない。