2025千葉県公立高校入試 理科の出題予想(4)地学編
2025年の本検査は中2地学が激アツ!
2025のポイントは、2023と2024で続けて中2の地学(天気)が本検査で出ていないことでしょうか。前期・後期体制から本検査・追検査のように2回テストが実施されるようになってから3年連続で前期、本検査で出題されなかったということはないのでリーチ状態です。ですので中2の地学(天気)は幅広くやって問題ないでしょう。実際に天気が出題されるときは幅広く出題されることが多いです。
ここでは、特に比重をかけて学習してほしいところをピックアップしてみます。
「雨や雲のでき方」→ピストン実験に警戒せよ!
警戒したいのは「雨や雲のでき方」のところになります。代表実験としてはピストン実験になります。前回出題されたのは2019前期ですから4年間出題されていません。その前が2015前期ですからそろそろのタイミングになります。
2015前期→2019前期→??
空気が上昇して気圧が下がり膨張して、空気の温度が下がり露点に達してという流れをしっかりと説明できるよう準備しておきたいですね。
大日本図書の中2の教科書だとP261〜P266になります。
定番の飽和水蒸気量と湿度計算のところも忘れずにやっておきましょう。
【重点学習記事】雲のでき方 ピストン実験(飽和水蒸気量の計算も含む)
「日本の気象」→台風と気象災害も注意!
あとは日本の気象のところも定期的に出題されます。2022本検査では冬の天気が少し出題されていました。2020後期では梅雨が1問出されています。最近出されていないところだと「台風」になります。新しい教科書では「気象災害」が加えられましたから、台風の災害とともに警戒しておいた方がいいかもしれませんね。
大日本図書の中2教科書ではP280に台風が取り上げられています。自然の恵みと気象災害については、P283〜287にあります。
近年の気象ワードでよく耳にするのは「線状降水帯」による大雨です。気象庁のHPでも詳しく解説されているので目を通しておきましょう。教科書にある積乱雲のところと一緒に確認しておくといいと思います。大日本図書の中2教科書だとP266に詳しく記載があります。あられやひょうが降ることも書かれています。ひょうは、あられよりも大きくゴルフボールくらいのものが降ってくるので農作物に被害をもたらします(ひょう害)。
【その他天気関連の重点学習記事】
気圧配置と風
前線と天気の変化
1年地学は地震がそろそろ来るぞ!
1年地学は偏りが起きています。2年連続で地層が出題されています。連チャンで出されると2025の本検査では出しづらいはずです。これと対照的に近年出題されていないのが地震です。大問で出題されたのは2020年まで遡らないといけないくらいです。
地震は出題確率がかなり高くなっているので全般的にやるようにしましょう。その中で、特に注目したいのは新教科書で追加された「地震の災害」のところです。地震によって起きる津波や液状化現象や、緊急地震速報・津波警報について詳しく書かれています、大日本図書の中1教科書だとP231〜P233になります。
実際に2014年には緊急地震速報の計算問題が出題されているので難易度を高くして出題することもできるので、そろそろ理科の平均点を下げたいであろう教育委員会の意向にも合致できる単元です。
また、2022年の追検査にて大問でメインで初めて出されたプレートの出題も地震と絡めて学習しておきたいです。2021年の追検査でも小問題でも出題されていたので連続出題になってます。追検査での出題で市販の過去問には掲載されていませんのでほとんどの受験生には知られていませんが。ということで2025年でも警戒していきたいところです。教科書でもチェックしておいてください(中1大日本図書だとP250以降です)。
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こちらで演習できます
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化石はメインで出題される重要単元!
その他、中1地学でチェックしておきたいのは、【化石】です。地層が連続で出題されているのですが、化石はサブ出題にとどまります。過去の出題をみると化石はメインでも出題される重要単元になっています。出題タイミングとしてはちょうどいい感じできています。2017後期→2020後期→2025??
化石については地層のところで演習できるように配備しています。化石メインの時にサブで地層の出題というパターンもありうるので一緒に学習してみてください。
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中3地学はバランスよくローテーションで出題される!
中3の地学は最近かなりバランスよく出題されていて、一定の間隔で出題が戻ってきています。
注目したいのは、2019年に出題されている「太陽の1日の動き」「地球の運動と季節の変化」「金星の見え方」です。
「太陽の1日の動き」「地球の運動と季節の変化」はこの2019後期から出題されていませんし、「金星の見え方」がメインで出題されたのも2019年の前期です。5年間出題されていないので出題確率は高いのではとみます。
中3地学の重点学習記事はこちら
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