全国高校入試国語2016北海道・東北

2018年5月22日更新

ここでは、全国の高校入試問題の国語の要約を読んで最近のトピックを押さえていく試みです。読むだけで背景知識がつけばと考えてやっています。


★説明文・論説文編

日本人と自然は頻出テーマです。

ここでは、「田んぼ高度管理=人工的」であるはずなんですけど、日本人はそこに自然を感じてしまうというお話でした。


日本は自然に恵まれていることから対自然で物事を考えるという特徴があります。それを活かしながら新しい科学や技術、経済について考えていく必要がありそうです。


食物連鎖に対しての一般的な誤解です。人間の傲慢さを指摘する文章です。

寄生獣というマンガがあるんですけど、その話の中では人間を食べてしまう寄生獣が出てきます。そこでは寄生獣が食物連鎖のトップなんです。食べる側なので「最強」です。天敵もいない。

しかし、寄生獣の中で知性派の登場人物が次のように発言します。

人間も他の生物を食べて生きていますけど、他の生物も合わせて「1つの家族」なんですよね。強い弱いということはなくて、食べられる側も大事にしないと、人間も滅んでしまう。そういう認識はもっていきたいですね。


グローバル化が進むと思考も似てくるようになりますけど、それでいいの?という疑問です。思考が同じになると、思考結果も同じになります。筆者は思考の「過程」の方に発見があると指摘しています。


コミュニケーション論もよく出ます。頻出著者の茂木先生の脳科学とのコラボレです。

★小説・お仕事編

仕事がテーマになった話は、全国の高校受験でほんとよく出ます。

しかも今回は非常にめずらしい「庭師」のお仕事。見事な仕事ぶりに、主人公は魅了されます。

★小説・部活編

部活動が舞台となる小説が高校入試でもよく出ます。特に特殊な部活動が舞台となっている小説は要チェックです。以前は弓道部が舞台となった小説がたくさん出されたことがありました。


部活動では「一体感」をどうやって作るかがテーマになることも多いです。この物語では、みんなで話し合って一体感を高めました。



★古典編

 苦労アピールする気持ちわかります。「あなたは頑張っている」と他人に言ってほしい。しかし、実際はその他人も苦労しているんですよね。言わないだけで。想像してみよう。

 


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