(1)相対性理論の視点
相対性理論をもっと具体的に説明していきます。
競馬予想において、どのように「相対的」に予想するのか。
学校の通知表で「相対評価」というのを聞いたことがありますか?
クラスで「5」は「5人」とか全体的な評価人数が決まっている評価方法です。
つまり「相手関係次第」で「4」になったり「5」になったりする評価です。
競馬予想の「相対性」もこれと同様に「相手関係」をみていきます。
この相手関係とは、競馬でいうと「同じレースの出走メンバー」のことを指します。
といっても出走メンバーの全ての馬との相対性が重要にはなりません。
競馬予想の相対性理論では「上位人気馬達」との相対性をみていけばいいです。
なんで上位人気馬との関係だけみればいいのでしょうか。
この理由はいたってシンプルです。
上位人気馬というのは「多くの人に勝つと思われている馬」のことを言います。
それは言いかえれば「そのレースの中心にある馬」です。
例えばキタサンブラックが断然の1人気に支持されていたら、キタサンブラックとの関係だけをみていけばいいのです。
では、次にその「関係」はどうやってみていくのか。
それは「過去の対戦成績」でみていきます。
具体的には「僅差実績があるか(差がないか)」をみていきます。
すごく当たり前の話なんですけど、レースの中心になっている人気馬達と、過去のレースで「差のない競馬」をしているかを見ていくのです。
これってすごく客観的な要素ですよ。
展開がどうとかコース適性がとかそういう「あやふやな」ことではないので、素人が見ようがプロが見ようが誰の目にも明らかです。
レースの中心となる馬と過去にほとんど差が無く走っていたんですよ。
これって普通に考えたら「買える要素」ですよね。難しい話ではないの納得してもらえると思います。
その馬が「強い」とか「適性」があるかどうかは置いといても、かなり馬券圏内にいるんじゃないかということぐらいは判断できるでしょう。
ただ、それだけだとあまりにも当たり前すぎてギャンブルにならないので、もう一つ条件を加えます。
「穴馬」という条件です。
上位人気馬は、例えば1人気で単勝2倍くらいだったとして、走る可能性は高いかもしれませんがたったの2倍。2回に1回以上当てていかないと儲かりません。
ギャンブルで勝つにはコツがあって「確率の高い穴狙い」をすることです。
どんな予想法でも穴馬を当てていけるような仕組みを作らない限りプラスにならないのです。
「当たる」という現象はどの予想法でも起こります。
「当たる」ことが重要ではなくて「穴を当てる」ことが重要です。
以前競馬を始めたばかりの頃に、有料予想会社に登録したことがありました。
ところが、その予想の内容がすっごく配当の低い馬券なんですね。
これだと当たったときの回収が少なくなってしまうので、一向にプラスにならないんです。
当たってもハズレ分で消えてしまう。そんな予想でした。
というわけで、相対性理論とは、「上位人気になるようなレースの中心馬」と、「差のない競馬をした」「穴馬」を狙う理論のことを言います。
まとめ★上位人気馬達との僅差実績のある穴馬を狙え!