仮想通貨だってギャンブルじゃん?
仮想通貨が流行っています。ツイッターでも「仮想通貨マン」という人達が現れ、タイムラインでもこれに関することがたくさん流れてきます。そしていよいよCMまで流れ始めました。
株もそうですけど、仮想通貨もギャンブルじゃん?というのがギャンブル狂の僕の見解です。価値の低いときに買って、価値が高くなったら売るわけでしょう。
しょっちゅう競馬やってる僕としては「何を今さら騒いでるの?」という気がします。
これだけ騒ぐようになると、「俺もやってみるか」みたいな人が増えるんでしょうけど、ギャンブルですから注意が必要です。
ギャンブルを無暗に素人が手を出すと痛い目をみるというのが僕の実体験だからです。
それはある日の競馬場の帰り道、「未来の当たり馬券がわかる冊子」というのを売っているオジサンと出会いました。競馬場の外で屋台みたいなところに人が集まっていたのです。
要するに「競馬はヤラセ」でどの番号が来るかが予め決まっていて、第1レースの結果がわかれば、その後のレースの結果はおのずとわかってしまうというのです。その冊子には、それが載っていて、さっき終了したレースも的中したと馬券を見せてくれました。
そのオジサンが載っている雑誌の切り抜きも見せるのです。たしか「1000万的中した男」みたいな記事だったと思います。
それでその冊子を今日は特別価格の3万円で売るというのです。その話を聞いていた何人かは「買います」と手をあげて買い始めました。
僕は友達とそれを見ていて「どうする?買ってみる?」と相談し、3人で1万円ずつ出し合って買うことにしました。馬券が当たるなら1万円くらいすぐに回収できますからね。
家に帰ってから、過去の競馬結果の載っている雑誌と照らし合わせてみました。そうしたら本当に当たっているんですよ。これはすごいぞということになって、週末競馬場に出かけました。
ところが、全く当たらないのです。
騙された!
ではその詐欺師のオジサンはどうやって僕らを騙したのか?
まず当たり馬券です。これは馬券が当たってから詐欺行為を行ってたんじゃないかということが考えられます。
つまり、その日の最終レースを当たったときだけ詐欺行為パフォーマンスを行うのです。
もしくは、全パターンを買っておくとか。
とにかく当たった馬券をつくることは理論上可能です。
また、そのときは気が付かなかったんですけど、冊子に書いてある未来を当てる番号がちゃんと印刷されたものではなかったんですね。ハンコで押したような感じだったんです。その日の競馬結果が出てから作ったんじゃないか。
後日、競馬場の近くを車で通ったときに、その詐欺オヤジがまた屋台みたいなのをつくっていたんですね。そしたら何人かで準備してるんですよ。実際に詐欺を演じているときは1人だけだったはずなんですけど、考えてみれば「買います」って手をあげた奴らもグルだったわけか!
時すでに遅しですけど、そのときに素人が首を突っ込むとギャンブルってカモられるんだなと思いました。
その後も10年以上競馬は続けています。
なぜって悔しいじゃないですか。騙されたまま終わるなんて。
騙された結果わかったのは、ギャンブルでは、誰よりも詳しく調べて、自分が納得する形で勝負する「過程」が大事だということです。
多くの人にとってギャンブルは「結果」が大事じゃないですか。
「儲かるよ」という結果につられて、素人がカモられる。
「投資」と言うと聞こえはいいですけど、「投資だってギャンブル」みたいなもの。仮想通貨バブルという結果に飛びついてしまっている素人は気を付けた方がいいんじゃないかと思います。
僕は普段から競馬というギャンブルやっているんで、わざわざ仮想通貨に飛びつかなくていいというスタンスです。
自分が詳しいところでしか賭け事はやらない方がいいので。詐欺られたときのようにまた後悔したくないですからね。負けるときでも自分で考えて行動して負けるのが大事なんです。
ところで昨年の競馬が好調だったので、仮想通貨のように今年はもっと投資っぽく競馬してみます。
僕が競馬で予想して馬券買うときも、「みんながこっちを買っているから、その反対を買う」というものです。
株や仮想通貨にも似たところがあると思っています。
2017年度収支
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