相対性理論ロゴ

(はじめに)相対性理論とは何だ?

まず最初に、相対性理論というタイトルから連想されるアインシュタインのそれとは何ら関係ありません。

競馬予想の相対性理論です。

これはですね。

「出走馬同士の過去の対戦」から「相対的に出走馬を比較する」

という理論なんです。


あるときふと思ったんですよ。

予想するときって、「どの馬が強い」とか「どの馬がこのコースに適性があるか」とか考えるでしょう?

でも「どの馬が強い」かって「強さを計る基準」は立てづらいです。

スピード指数などの「指数化」したりしますけど、そういう指数って無数にあります。

指数がありすぎて、どの指数をあてにしたらいいかわからん!!となります。


また、「コース適性・距離適性があるか」というのも、あてにしづらいのが現状です。

適性が高くても4着とか5着という馬券外になってしまうこともあるのです。

もっとわかりやすい例をあげてみましょう。

小学生が毎日走り慣れた校庭を走るとしましょう。つまり適性がかなり高い状態です。

その小学校の校庭で中学生10人が100m走することになりました。その中に、適性の高い小学生が混じります。

小学生は適性が高いのですが、中学生クラスの実力がありませんでした。そのため善戦しましたが4着でした。

適性重視で買うというのは、このような落とし穴があります。全体の中での実力差がわからないと適性理論の威力は半減します。

つまり、適性が高くても弱い馬を買うわけにはいかないのです。


そうすると、結局、「総合的に予想しましょう」ということになってしまいます。

それはそれでアリだと思いますけど、なかなか「総合予想」のスタイルは真似ができませんよ。何を基準に予想していいのかよくわかりません。

この場合は展開、この場合は適性、この場合は騎手で、この場合は枠で・・・。

とにかく「競馬予想の判断材料が多すぎるやんけ!」というのが競馬を長くやってきた感想です。

そこが競馬予想の醍醐味だと言えばそれまでですけど、そういう予想ってなんか「後付け」っぽくてどうも好きになれませんでした。

そういうわけで、もっと競馬初心者でも納得できるような論理的な予想法はないものかとハズレ馬券を積み上げながら考えていました。


そのときふと思いつきます。

「絶対的な強さの基準はわからない」「絶対的な適性を計る基準はわからない」「絶対そうなる展開などない」のだから、そういうファクターを一切無視しちゃえばいいじゃんと。


古代ギリシアの「ソフィスト」のように考えるようになったんです。何が正しいかなんて「絶対的な基準はない」よと。

こういう考えはソクラテスに批判されるわけですけど、競馬予想でもソクラテスのような賢者が現れたらそのとき教えてもらえばいいやと。


このようにたどりついた予想理論が相対性理論なんですね。

この理論は、

競馬予想するときに、どの馬が強いとか、適性があるとかを考えずに、

「出走馬同士の過去の対戦」から

「相対的に出走馬を比較」して、

「今回馬券圏内に入ってくる馬はどの馬か」ということを考えていきます。


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