比べる相手
オリンピック選手の活躍を見ていると
卑屈になる自分がいる。
そんな私に問いかけたいことがある。
「あなたはオリンピックを目指して努力していたのですか?」
答えは、もちろん「違います。」
じゃあ、比べる必要ないよって話。
こないだ目にしたツイートで、
ずっと引っかかっていた言葉。
何かを得るためには、何かを失わなくてはいけない。すごくわかるけど、全然納得できない。
私は直感的にオリンピック選手を想像した。
金メダルだなんだと取り上げられるに至るまで、アスリートはその競技にすべてを費やしているわけで、逆を言えば、それしかしていないことになる。
金メダルを得た分、他の時間を捨てている。
そんな風に思っていた自分がいたからだ。
でも、そんな言い方ってない、と思う。
活躍するアスリートの人生も、そして自分の人生も、否定しているような言い方だ。
だから、
なにか反応したくて、違う!って言いたくて、
その他たくさんの何かを失ったけど、大きな何かを得た。
大きな何かを得ることはできなかったけど、その他たくさんの何かは得た。
これってイーブン。
こんなリアクションをした。
でも、今、思う。
比べる相手が違う。
違う人生を歩む人と比べてるから、
輝かしいオリンピック選手の姿に、
自分のできなさを感じて悔やむんだよ。
イーブンでもなんでもねぇ!
ノットイコールだ!と自分に伝えたい。
オリンピック選手の人生と私の人生は、
ノットイコール。
なにを大事にするかは、それぞれ違う。
オリンピック選手に近づきたいなら、
貫ける何かを自分で作ればいい。
そうすればニアにはなれるかもしれない。