ささやかなよろこび。
昨日、恋人と街を自転車を引いて歩いていたら、向こう側から女の子3人組が歩いて来て。そのうちの一人と何故か目がバッチリ合った。
バッチリ目が合うということは向こうがこちらを気にしているという可能性が高い。=男バレしているか疑惑の目を持たれている。
自分は今までそう思い、大抵恐る恐るすれ違った後に向こうの様子を伺っていた。
そうしたら後を歩いていた恋人が。
「今の女の子達があなたの事、可愛いって言ってたよ。」
わたしは嬉しかったけど、一緒に居る恋人はかなり可愛い女の子なので。
「わたしの事じゃないよ。きっとあなたの事よ。」
そう返した。
※わたしの恋人は女性。彼女はいわゆるレズビアン。わたしはバイセクシャル(両性愛者)×トランスジェンダー(どちらかというと男性の方が好き)
とても可愛くて小さくて。愛想が良くて。男性にとてもモテる。
一緒にクラブとか行っても、彼女は大抵男に囲まれる。
彼女としては大好きだけど、同じ女としては悔しい。
彼女云く「男にモテても何の得も無い。お酒はおごってくれるけど。そこに何も無いもん。」
人への羨ましさは自分を殺すから。わたしは張り合っても仕方ないと分かっているけれど、彼女への羨望を努力へ変換して美しくあろうとしている。
だから昨日の出来事は嬉しかった。
今でも、わたしの事じゃなくて彼女の事だと半信半疑だけれど。
が…わたしは性転換しても未だに女の子受けは良いからなぁ…(性的・恋愛的な意味で。それはそれでイマイチ嬉しくない。)
それこそ「女にモテても何の得も無い。お酒はおごってくれるけど。そこに何も無いもん。」
彼女は別。性別とかどうでもいい。一緒に居て楽しいし。おバカだけれどピュアでまっすぐ。
いつかあなたに嫉妬しなくて済むようになりたいな。