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The Answer【プレマ争奪戦優勝!】A赤桃ガシャダルマ☆

どーも、こんにちは!
マンゾクテクニカルのカマクラルです。


先日、マンゾクテクニカルゲートルーラーサークルにて開催された、プレマ争奪戦で優勝しました!


灯籠流しがカードプールに入ってきた現在の環境において、自分なりに今環境の答えが出せたと自負しております。

16名のシングル戦スイスドローとは言え、その内3回が後攻スタートであり、先攻1ターンにダルマをドライブされたりとかなり厳しい状況の中でも勝ちを掴むことができました!

全勝するにあたり…
・環境のヨミは当たっていたのか?
・どのような考えでデッキを組んだのか?
・実際のプレイングはどう考えていたのか?
などを競技的な視点から解説していきたいと思います!

かなりガチ向けの記事で長いため、そこまで勝ちにこだわりたくないという方にはオススメしません😅

それでは、よろしくお願い致します。

1.環境ヨミと実際のデッキ分布


大会参加にあたって、最も分布が多いのはA赤桃ダルマで間違いないだろうと考えていました。
A赤桃ダルマの強さについては既に色々なところで語り尽くされているため割愛しますが、優勝を狙うならこのデッキ以外は有り得ないと考えています。
そのため、A赤桃ダルマに強いA赤桃ダルマを意識した構築にしました。

当日のデッキ分布はこちらです。

参加者の約半数がA赤桃ダルマを選択しています!

こちらはルーラーの分布ですが、約6割の参加者がアプレンティスを選択しているため、ヨミが当たったかたちですね。

2.デッキレシピ


今回使ったデッキレシピはこちらです!

A赤桃ガシャダルマ


オーソドックスな構築ですが、過去最高の完成度だと自負しており、同型についても強く出れるように作りました!

ガシャドクロ、ダルマゲドンによる理不尽なまでのデッキパワー!

現在のカードプールでは防ぎ用の無い"破壊効果"を持つカミガカリ!

そして、0コストながら、盤面のカードを増やせる可能性のあるアブヨブダニー。

上振れによって理不尽な盤面を叩きつけられる上に、下振れ時もダメージを軽減したり、盤面の枚数を増やせたりするので全く隙がありません。

次に各カードの詳しい解説に入っていきます。

3.カード採用理由


あーちゃんさん主催のもぎせん上位者のレシピを見ると、カードの採用が共通している部分が多々あります。

今でいうとダルマゲドン、ZAP、ガシャドクロという3コストカードがそれにあたりますね。

もともとはシュレディンガーの猫を4積みし、ダルマやマガツヒといったアドを稼ぐユニットへのアクセスが優先されていたのですが、灯籠流しというメタカードの登場によって猫の採用率が激減しました。

その猫の枠に入ってきたのがZAPです!
攻める時は相手の守備ゾーンを破壊し、守る時は攻撃ユニットを破壊できるため、非常に汎用性が高いです。
素引きでも、CNTで捲れても強いですし、即時なのでダルマの攻撃前に打ったり、相手のセット破壊に合わせて打つこともできます。

猫が減り、ZAPが流行ったことでダルマの効果発動機会が減りました。

ダメージゾーンから出す機会が減った上に、攻撃前に倒されてしまうことが増えたからです。

このため、ダルマゲドン頼みな戦略では立ち行かなくなり、代わりのエースユニットとして採用率を高めたのはガシャドクロでした。

ZAPの火力にも耐えることができ、相手の壁の上からライフを取りに行ける最強ユニットだからです。

まとめますと…
①ダルマ流行だが、灯籠流しにより猫減
②猫の枠にZAP採用が流行る
③ZAP対策でガシャドクロが流行る
といった流れだと思います。

この3種の3コストカードは単体のカードパワーが高く、腐る場面もほとんど無いため、もはや固定枠となりました。

これだけで既に36コスト使ってしまっているため、0コストカードが重要になってきますが、赤桃には優秀な0コストカードが揃い踏みです。

アドを稼いで下振れを軽減するアブヨブダニー、優秀なダメージカットの天魔、ケイブ、エーテルの0コスイベント三種の神器。
これら24枚のカードももはや固定枠だと思います。

そうなると、残りは14枚の14コストです。

僕はこの枠を使い、A赤桃ダルマ対策をすることにしました!

●-5コストカード
・たたりじゃーー!!…1枚
このカードを1枚入れるだけで、低リスクながら残りのコストを増やせます。
ガシャドクロのソウルになる可能性もありますし、ドライブ時に引かない限りは大きな痛手にならず、メリットの方が大きいと判断し採用しました。

●1コストカード
・経凛々…1枚
アブヨブダニーでセット可能な無限アタッカー。特にこちらがイベント2枚をドライブした時などにも、ルーラーと合わせて7点与えられるため、盤面処理に重宝します。
ただ、なるべく被って引きたくないため1枚の採用に止めました。

・方違え…4枚
個人的にはこのカードがMVPです!
相手のガシャドクロからHP5以上のユニットを守ることができれば、ルーラー単体では超えられないため、盤面維持ができ、ライフを取られません。
また、相手のZAPを無効化することで、こちらの盤面が崩れません。
シンプルにルーラーへのダメージを0にすることもできるため、無駄がなく非常に使い勝手の良いカードです!
今までこの枠はCNTを使い回せるイノベイターにしていましたが、方違えの方が今の環境にマッチしていて、アブヨブダニーに対応していていることを踏まえて、こちらを優先しています。

・ブラスターキャノン…3枚
ルーラーかユニットへダメージを与える汎用性の高いCNTカードです!
ダイジン斬や灯籠流しといくつか候補はあったのですが、どんなタイミングで捲れても無駄にならないこと、ガシャドクロのソウルを1枚剥がせること、カミガカリ・ジョー・破間といったHP2のユニットを取れることからこのカードを採用しました。

●2コストカードは
・宇宙忍者 銀河…1枚
カミガカリを1枚、こちらに変えました。
差別化ポイントは2点。
①HP5あること
②ノーコストの伏せカード破壊
カミガカリはブラスターキャノンや破間の攻撃で簡単に倒されてしまいますが、HP5はルーラー単体で倒すことが出来ないため、突破することがけっこう大変です。
また、常に盤面が溢れてカミガカリのOD効果を使える訳ではないため、ドライブゾーンから盤面の損失なく相手の伏せカードを割れる効果はかなり強いです。
A赤桃ダルマの固定枠が出来上がりつつある今、評価の上がったカードです!

・カミガカリ…3枚
コストはかかるものの、使わない盾カードや役割の終わったアブヨブをコストに使えるため、効果発動できる頻度は高めです。
ユニット、イベントと破壊対象が広いことも評価が高く、ドライブゾーンでの効果なので反撃をくらう心配もありません。
障り効果も地味に強く、盤面を崩しにきた相手の盤面を逆に崩せます!
ダルマゲドン同様、レジェンドカード級の強さだと思いますが、制限がないため枠の限り採用しました!

4.プレイング時に意識したこと


最後に、普段から意識しているプレイについてまとめていきます。

やりとりするカードの枚数が少なく、思考の余地が無いと思われがちですが、意外と考えることは多いです…笑

今回は前提条件・序盤・中盤・終盤に分けて解説していきたいと思います!

●前提条件
①環境デッキを知る
何のカードゲームにおいても言えることですが、まずはここを知ることが第一です。
ゲートルーラーは全カードの種類も少なく、競技的な視点から強いとされるデッキはA赤桃ダルマくらいなので、かなり楽ですね。
一応、環境二番手としてA黄桃やエブリデイクライム、創生召喚、深淵召喚についても最低限どのような動きをするかは知っておいた方がいいでしょう。

②各カードの知識をつける
ざっくりと各デッキの強みと動き方が分かったら、採用されているカードを読み込みます。
イメージだけですと、効果自体を間違えて覚えてしまっている恐れもあります。
正しい判断ができるように、カードの効果は暗記してしまうのがベストです。
もちろん、カードの効果を知らなくても勝てる時はありますし、カードの効果を把握してても負ける時もあるのですが、あくまで勝つ確率で見た時に知識があった方が勝ちやすいという話です。
理不尽な負けは誰しもが経験するところですが、勝てる試合でしっかり勝つことが勝率を高める鍵だと思います。


●序盤
①相手のデッキを予測する
環境で強いとされるデッキやカードを把握していれば、相手のデッキ構成を予測することができます。
もちろんこの段階で特定はできませんが、対戦前に相手のルーラーが何なのかは分かるため、アプレンティスなら赤桃ダルマかエブクラか、ナイトなら創生召喚か深淵召喚かといった相手の動き方を予め用意しておくことが出来ます。

②盤面干渉の有無を確認する
相手のCNT効果でこちらの盤面に影響を及ぼすカードが採用されている(いそう)かを予想します。
例えば、ダイジン斬が採用されているのであれば、無理に守備ゾーンにユニットを置く必要はないですし、相手に伏せカード破壊がなければイベントカードは場に伏せておいて、手札のように好きなタイミングで発動させることもできます。
逆にフォトン・トーピードなど、相手のCNTが強力でこちらの伏せカードを脅かすものであれば、なるべく早くイベントカードを消費したりと、相手に合わせて戦略を変えていきます。


●中盤
①盤面優先か、ライフ優先か
数ターン、序盤のやり取りをした後は盤面優先かライフ優先か決めます。
自分の盤面のカードが相手より多い場合は盤面優先を選びます。
盤面の枚数差をつけることで、自分の優位を維持するためです。
こうすると相手はライフではなく、こちらの盤面の処理に躍起になるため、ダメージをくらいません。
逆に自分が劣勢の場合は相手のライフを削ることに特化します。
こうすると相手の矛先がルーラー本体からユニットに向くため、時間を稼げます。
ダルマゲドンやガシャドクロといったパワーカードを引くまで粘りましょう!

②CNTの種類を確定させる
現時点でどのルーラーもCNTの枚数はデッキに16枚です。
余程のことが無い限り、4〜6種類くらいになっているはずです。
中盤にもなれば、4種類のCNTが捲れて、何を採用しているの見えてきます。
例えば、ケイブが採用されていなくて、ZAPが採用であれば、ユニットから殴るという選択ができますし、逆ならSTKの高いルーラーから殴ると思います。
相手に与えるダメージの期待値が最も高い行動を選んでいきましょう!


●終盤
①ライフ勝ちかデッキ切れ勝ちか決める
ガシャドクロやアブヨブダニーが採用されたA赤桃ダルマはデッキを掘る速度が早いです。
そのため、長期戦になればデッキ切れすることもしばしば…
終盤にもつれ込んだ場合は残りデッキ枚数を確認し、無理に攻めずともデッキ切れで勝てそうな場合は守りに特化することも必要です。
例えば、ガシャドクロを守備ゾーンに置き、相手のユニットを潰すことに専念するなどです。
もちろん、相手にダメージを与えることはデッキを削ることにつながるので、狙いたいのは山々ですが、0コスイベント三種の神器によって阻まれることも少なくないです。
ユニットへの攻撃であればケイブとエーテルで防ぐことができないため、戦闘破壊できる確率は高いですね。

②残りCNT枚数の把握
これはかなり重要です。
相手に与えられるダメージ期待値を見極められます。
ここまで来ると何のカードが何枚というところまで特定できます。
CNT枚数が残り少なければルーラー狙いに集中できますし、逆にほとんどCNTが捲れていないような状況であれば盤面のユニット破壊に重きを置く方がいいでしょう。

③残りの攻め手の把握
CNTと同様にこちらも重要です。
攻撃を受け切れるかどうか予測することができます。
アブヨブなどのSTK1ユニットしか残っていないようならルーラーの攻撃だけ防げば延命できます。
逆にガシャドクロなどが残っている場合は全力で潰しにいきましょう!
ダルマゲドンはケースバイケースで、相手のデッキを削ってくれる可能性がある一方、連続攻撃をくらうリスクもあるため、残りライフや盾カードと要相談ですね。

5.小技


具体的なプレイングの例をご紹介していきます。

●方違え・天魔覆滅
ライフがキツくない場合は基本的に温存します。
個人的に強いと思うのが、相手のガシャドクロの攻撃かZAPに当てる場面だからです。
特にダルマゲドンを守れた時が強く、盤面に維持するだけで相手とのアド差を開くことができます。
相手のデッキにバック破壊が多い場合は即打ちした方がいいかもしれませんが、ユニットへのダメージをなくせる貴重な防御札ですので、発動タイミングには気を配りたいですね。

●スペース・ケイブ
例えば相手の場にガシャドクロ、ルーラーが居てガシャドクロから攻撃してきた場合、伏せてあるケイブはガシャドクロには打ちません。
ダメージチェックでケイブが捲れて、ルーラーをレストできればこちらの盾カードを1枚節約できるからですね。
逆にガシャドクロの攻撃にケイブをあてた後、ルーラーの攻撃のダメージチェック時にケイブが捲れるともったいないので、必ずこの順番は守りましょう!

●盾カードの発動タイミング
自分のライフにまだ余裕があるという前提で話します。
相手の場にユニットが居ないときは盾カードを即打ちします。
逆に相手の場にユニットが多い時はあえて盾カードを発動しません。
ケイブのところでも書いたように、CNTの効果を最大限に活用するためですね。
ZAPやケイブが捲れたら相手の攻め手を減らせて盾カードを節約できます。
盾カードは最後に攻撃してくるユニットにあてるのが一番無駄が無いです。

6.最後に


以上でデッキ解説を終わります。

カードプールが変わらない中、これだけ大会が繰り返されれば、デッキ内容も環境も洗練されて、テンプレ構築が確立されると思います。

そうなると、デッキが強いのは当たり前になり、勝敗を分けるのは運や使い手の技量になります。

運はどうしようもないですが、技量は努力で高めることができます。

今回は僭越ながら技量につながる思考の部分を惜しみなく公開させていただきましたので、参考にしていただければ幸いです。

また、カマクラルはTwitter及びYouTubeでゲートルーラーに関する情報を発信しております。
また、ゲートルーラー公認サークルであるゲートルーラーマンゾクテクニカルサークルの管理人も務めております。
今回の記事を読んで興味を持たれた方や対戦相手をお探しの方は是非とも遊びに来てください!

それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。



・Twitter @yugiohbar
・youtube マンゾクテクニカルチャンネル(https://m.youtube.com/watch?v=0SrhO3yPOJA&t=12s)
・ゲートルーラーマンゾクテクニカルサークル(https://discord.gg/M6p2mSP3)
・個人note ゲラノート
(https://note.com/kamakural/n/nd76aca9181eb)

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