嫌いな人を好きになる方法_林成行
◆林成行氏の経歴
1939年、富山生まれ。日本大学医学部、同大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学外傷センターに留学。1993年、日本大学医学部附属板橋病院救命救急センター部長に就任。事故などによって脳に損傷を受けた数多くの人々の治療と社会復帰をさせ「『ゴッドハンド』を持つ男」と呼ばれる自身の確立した「脳低温療法」は世界的な評価を受けている。脳卒中で倒れたオシム監督の主治医を務め、また、北京オリンピックでは日本代表水泳チームの脳科学的戦略指導に参加し、北島 康介選手を金メダルへと導いた。『脳に悪い7つの習慣』はベストセラーとして43万部を突破した。
◆脳に悪い7つの習慣とは
脳に悪い習慣とは、以下の7つ。
(1)「興味がない」と物事を避けることが多い
(2)「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
(3)言われたことをコツコツやる
(4)常に効率を考えている
(5)やりたくないのに、我慢して勉強する
(6)スポーツや絵などの趣味がない
(7)めったに人をほめない
上記をやめるだけで、頭の働きが倍増する理由を脳のしくみから解説。
◆読めば心が熱くなる仕事の教科書より《嫌いな人を好きになる方法≫
「命懸けの戦いをするためには、素直であると共に勝負が好きになることが重要」「勝負に加えて、コーチ・監督、仲間を好きになることが重要。北京オリンピックでは、競泳日本代表に以下のように話をした」
『皆さんのコーチ・監督は、神様が皆さんに遣わした人たちですよ』
「私たち一人一人の人生の勝負は自分の才能をいかに引き出すかだと思います。だから、家族も、会社の社長や上司などみんな神様が遣わしてくれた人だと思って好きになればいいのです」
「ただ人間ですから、どうしても合わない人も環境もあります。日常レベルでもトラブルが起きたり、クレームがあったり、嫌なことを言われることもありますね」「その時は、嫌いな相手・苦手な環境を自分を高めるツールと思う。この経験が自分を磨くんだと思えばいい」
◆感想
上記の話を聞いて、思い出した言葉があります。
「人間万事塞翁が馬」「艱難汝を玉にす」
私たちKamakura Kazokuには、予期せず両親の介護をきっかけに家族の幸せを見失いかけた過去があります。その時に支えとなったのは、「家族が好き。仲間が好き」という思いと、様々な方との一期一会の出会いでした。
出会いへの素直な感謝とともに、上記脳に悪い7つの習慣のような脳の仕組みをきちんと理解して、いい状態を習慣化して自分たち自身がwell beingな状況を維持してまいります。
その上で、さらにプロとして皆様のお役に立てる存在となるべく、常に人間万事塞翁が馬の精神で自らの能力に磨きをかけていきたいと思います。