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【2024鎌倉SCF】10月の取組を紹介!~小学校編~

こんにちは!
教育総務課教育企画担当の小泉です。

今回は10月に小学校で行われた鎌倉スクールコラボファンド(SCF)を活用した授業をダイジェストでご紹介させていただければと思います!

それでは、早速いってみましょう!

目次


1.鎌倉のプロと学ぶ楽しさを実感しよう(腰越小学校 3年生)

腰越小学校の3年生は、学ぶことの意義や楽しさを実感するために、鎌倉にゆかりのあるプロフェッショナルから多くのことを学んでいきます。今回は書家である篠原遙己さんをお呼びして、書道パフォーマンスを見学しました。音楽に合わせながら体より大きな紙にダイナミックに表現する姿は圧巻で、子どもたちの目は釘付けでした!
道具一つ一つの使い方を紹介してもらい、筆を使うときは墨をどこまでつけたらいいのか、筆はどう持ったらいいのか、丁寧に説明して頂きました。自分たちが書写を頑張った先にいるロールモデルと出会ったことで、子どもたちは篠原さんのように書きたいと、教室で何枚も何枚も半紙に線を書いていました。

2.つながろう鎌倉とつなげよう鎌倉を(深沢小学校 6年生)

年間を通じて自分の「好き」をとことん探究して自分たちの住むまち鎌倉と「好き」を繋げる学習を実施していきます。今回はNPO法人未来をつかむスタディーズの河内さん、小松さんから自分の好きなものと鎌倉をどうやって繋げていくのか、考え方を教わりました。
子どもたちがそれぞれ1学期から夏休み期間までを使って、調べ深めてきた自分の好きなことと鎌倉との繋がりを互いアドバイスし合いながらアイデアをブラッシュアップしていきました!

3.「働く」ってなんだろう?(御成小学校 5年生)

7月に実施したインタビュー練習やその後の探究学習を経て、今回は4名の働く大人から、働くことへの想いをインタビューする授業を実施。
子どもたちはどんな生き方をしてきたのかという視点で、インタビューする大人を選びました。
写真は「①世の中に必要なことと安定の双方を求めた方」として税務署勤務の鈴木絵里さん。
「②節目節目で好きなことや夢を探究してきた方」として、自動車ディーラーからJICA国際協力推進員、今は会社の事業開発責任者として働く大塚善久さん。
「③自分の腕で世界に誇れる仕事を求めてきた方」として、鎌倉在住の陶芸家今泉卓さん。
「④自分らしさを追求して辿り着いた方」として、保育園園長の近藤昌孝さん。
インタビュー終了後、子どもたちはグループに分かれて、自分がインタビューした内容を他の子に報告。4名の大人たちもその様子を見守りつつ、時には補足していただいて、子どもたち全員が4名の”働く大人の想い”を共有することができました。
今後は、さらに自分自身の働くことに対する想いを深堀していく予定です。

4.食と人の願い(深沢小学校 5年生)

5年生は「食と人」をテーマに、自分たちが作っているお米作りから、食に携わる人々の想いや願いを知り、さらに3学期には食の問題について発展させていくこととしています。
11月実施の運動会で披露する「ソーラン節」について、9月にモリモリ博士から豊漁を願う一つ一つの動きや歴史的背景をオンラインで学び、自分たちなりの表現に繋げてきました。
10月のこの日は、モリモリ博士が実際に学校に来てソーラン節を教えて下さり、教えてもらったことを活かして、ニシン漁で働く漁師の姿を表現しました。
モリモリ博士の本気のソーラン節には子どもたちも目が釘づけて、そこから少しでも学ぼうとする姿勢が素晴らしかったです。
練習後、自分たちのソーラン節をより良くするために、モリモリ博士に「みんなで揃えたいし、掛け声を合わせたいんだけどどうしたらいいのか」「漁を再現したいだけど、どうしたらいいのか」などと質問が止まらないくらいのめり込んでいました。
そして、別日では「食と人」の探究学習を深めるため、米農家の方の米作りに対する想いや苦労などを聞いてみたい!ということで、JAさがみ玉縄支店にお勤めで、実家が米・野菜・花農家の北村一譲さんにお話していただきました!
農家の一日、米作りの1年の流れ、農具の説明、作っているお米の品種(はるみ米)の話から、ご両親の米作りに対する想いを伝えていただきました。
「お米は日本人の主食であり、私たちの体を作ってくれている。
お米をたくさん食べてもらうことが米作りに携わる人たちのやりがいにつながっている。
深沢小学校の皆さん、たくさんお米を食べてくださいね!」
後半は子どもたちから質問攻め!「自然環境を維持するために努力していることは何ですか?」「米作りで楽しい作業は何ですか?」「北村さんは米農家を継ぎますか?」など、たくさんの疑問に一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
なんと!偶然にもこの日の給食に、はるみ米の新米がでました。
子どもたちはたくさんおかわりしていたそうです!

10月の小学校での鎌倉SCFを活用した実践は以上となります!
10月になり、それぞれのプロジェクトに大きな進展がありました。
子どもたちのチャレンジするにワクワクします。
スクールコラボファンド取組に目が離せません!!

また10月29日から、ふるさと納税の仕組みを活用した行政主導のクラウドファンディングを受付中です。

鎌倉スクールコラボファンドの更なる進展のため、皆さんの応援をお待ちしております!
今後も引き続き鎌倉スクールコラボファンドを活用した取組をレポートしていきます!
楽しみにお待ちください!

(教育総務課 教育企画担当 小泉)