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鎌倉殿通信、はじめます!
こんにちは。鎌倉歴史文化交流館・学芸員の大澤です。
いよいよ来年の1月から、北条義時を主人公とする大河ドラマ「鎌倉殿の13人」がスタートしますね!
当館の職員は、今にも「もぉ~い~くつ寝ると、鎌倉殿の13人~♪」と歌いだしそうな勢いです。
一方で、
ん!?
北条義時って誰?
鎌倉時代ってよくわからないな
そんな方々も多いのではないでしょうか。そんな皆様の疑問にお答えすべく、交流館では、広報かまくら8月1日号から「鎌倉殿通信」の連載をスタート!
鎌倉幕府草創期の時代背景や、源頼朝や北条義時など歴史上の人物の足跡を紹介しています。さらに鎌倉殿通信note版では、紙面に載せきれず、やむなくカットとなった文章もあわせてご紹介しますので、どうぞお楽しみに♫
さてさて皆様もご存じの通り、鎌倉幕府は約150年続いた武家政権です。今から150年前というと、ちょうど明治時代が始まった頃にあたります。
現代を生きる私たちにとって、鎌倉に幕府が置かれたことや、その後幕府が150年続いたという出来事は、当たり前のことのように感じられるかもしれません。しかし、鎌倉幕府の創始者である源頼朝や、北条義時をはじめとする重臣たちにとって、自らが東国に打ち立てた政権が150年も続くとは、想像していなかったことでしょう。
この150年という時間を想像してみてください。明治維新で活躍した人々が、現在の日本の姿をどれだけ想像できたでしょうか。皆さんは150年後の未来をどれだけ思い描くことができますか?
事実、源氏将軍は3代で途切れ、その後「承久の乱」という最大の危機を迎えます。このような様々な困難を克服し、150年続いた鎌倉幕府の礎を築いたのが、北条義時や源頼朝の妻・北条政子をはじめとする北条氏の人々でした。
これまで少しだけ歴史に埋もれていた北条氏や鎌倉時代の魅力を、「鎌倉殿通信」を通じて多くの方にお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願い致します。