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【2024鎌倉SCF】9月の取組を紹介!

こんにちは!
教育総務課教育企画担当の小泉です。

夏休みも終わり、2学期も始まって鎌倉の学校には子どもたちの明るい声が帰ってきました。

今回は9月に行われた鎌倉スクールコラボファンド(SCF)を活用した授業をダイジェストでご紹介させていただければと思います!

それでは、早速いってみましょう!


1.市長選に挑戦(玉縄中学校 3年生)

玉縄中学校の3年生は「市長選に挑戦」と題して、1年間かけて社会問題について調べ、それらを解決するために実際にアクションを起こしていく、課題解決学習に取り組んでいます。
この日は自分の関心事と社会問題を結びつけることの重要性について考えました。
NPO法人未来をつかむスタディーズの皆さんの力も借りながらも、友達同士で対話をしながら自分だからできる課題設定とは何か、それぞれの関心を関わりの中で深めていきました。
「自分のことを社会問題と繋げる視点がなかったので、そこから深めていきたい」とこれからの学びの展望をもちワクワクしている様子もありました。

2.世界とつながろう(小坂小学校 6年生)

5月から世界についての探究学習を始めた6年生。
この日は、音楽&ダンスを通して世界に触れるためにコロンビアのサルサをBettyさんから教わりました。軽快なリズムに合わせて、前後左右ナナメの基本のステップを教わった後、手の動きもつけて踊る子どもたち。「ふぅぅ~♪」の合いの手も自然に出るほどマスターしていました!
別日には、FATIMATAさんからは西アフリカやセネガル、ガーナのダンスを教わりました。
アフリカの人はダンスが日常にあって、ダンスがコミュニケーションになっていることを学び、日常の所作を取り入れたダンスをみんなで踊りました。
最初は照れくさかった子たちも、回数を重ねるごとに表情にも意識が向くようになっていました!

3.優しさの輪を広げよう(関谷小学校 4年生)

関谷小学校では、1年間を通して、福祉に関わる人の話を聞くことや体験的な学習を通して、自分たちの身の回りにある福祉の存在に目を向けるための学習をしています。
この日は、社会福祉協議会にコーディネートいただいた視覚障害者で盲導犬ユーザーの板嶌さんにお越しいただき、目が見えない人の日常生活やスポーツ活動に関するお話や、盲導犬との生活について学びました。
子どもでもできる聴覚障害者の方への道案内のサポートを複数の児童が体験しました。 「初めての経験で緊張したけど楽しくて、どうやって目の見えない人に声掛けをすればいいか知れてよかった」といった感想がでました。
最後に板嶌さんから「私は歩くのは盲導犬にお手伝いをしてもらって、料理は工夫し、テクノロジーを使って生活している。だけど一人だけじゃ生活できない。最終的には人のサポートで、それがあって生活できている。」という言葉がありました。

4.暮らしに息づく土の造形(御成中学校 1年生)

御成中学校の1年生は美術の時間に、千葉陶芸工房の皆さんに協力頂き、陶芸に挑戦しました。
プロの陶芸家の方々から作り方を教えて頂きながら、ろくろの代わりに新聞紙を使って、カップや器などの陶器作りに取り組みました!
同じ土から個性豊かな器やカップが出来上がっていき、「初めてで難しかったけど、集中してできました!!」と完成して喜んでいる姿が素敵でした。
陶芸の入り口にあたる土に触ることを体験しながら、プロの技と日本の伝統工芸に触れることができました!!

5.食と人の願い(深沢小学校 5年生)

5年生は「食と人」をテーマに、自分たちが作っているお米作りから、食に携わる人々の想いや願いを知り、さらに3学期には食の問題について発展させていくこととしています。
2学期の前半は、11月実施の運動会で披露する「ソーラン節」の豊漁を願う一つ一つの動きや歴史的背景を学び、自分たちの表現に繋げるため、ソーラン節の研究家であるモリモリ博士からレクチャーを受けました。
パワー炸裂のモリモリ博士と対話を楽しむ様子。
次回は博士に学校に来ていただく予定で、それまでに子どもたちはソーラン節の動きに磨きをかけ、動きに想いを込めて、練習を進めます!

9月の鎌倉SCFを活用した実践は以上となります!
新学期になり、それぞれのプロジェクトに進展がありました。
これからスクールコラボファンド取組に目が離せません!!

また、10月29日から、ふるさと納税の仕組みを活用した行政主導のクラウドファンディングの受付を始めました。

鎌倉スクールコラボファンドの更なる進展のため、皆さんの応援をお待ちしております!

今後も引き続き鎌倉スクールコラボファンドを活用した取組をレポートしていきます!楽しみにお待ちください!

(教育総務課 教育企画担当 小泉)