改めまして、鎌倉市図書館です!
鎌倉市図書館のマガジン「図書館たち読みひろい読み」、記念すべき第1回目は「鎌倉の古い地図のはなし」をお送りしましたが、読んでいただけたでしょうか?
リンク先の地図など見たよ~という方はいらっしゃったりするのかしら?
おそらく、鎌倉市にお住まい以外の方が多いでしょうから、ご自分の住んでいる場所の地図を見て、「へぇ~」とか言ってたらいいな♪
さてさて、第2回目の投稿では、タイトルのとおり、改めまして「鎌倉市図書館」のご挨拶をさせていただきたいと思います。別に行くこともないし、必要ないよなんて言わずに、ちょっとお付き合いください。
「鎌倉市図書館」は実は鎌倉市の中での正確な名称としては「鎌倉市中央図書館」となります(いわゆる○○課のような感じ)。
で、その下に「鎌倉市腰越図書館」「鎌倉市深沢図書館」「鎌倉市大船図書館」「鎌倉市玉縄図書館」の4つの図書館(総じて「地域館」と呼んでいます)があり、全部まとめて「鎌倉市図書館」と呼んでいます。
「中央図書館」だけが独立した建物で、それ以外は行政センターという、支所及び学習センターと同じ建物の中に入っています。
当然、それぞれ規模も特色も異なりますので、簡単に各図書館についてご紹介します。
まずは「中央図書館」
昭和49年(1974年)に開館した中央図書館は、JR鎌倉駅西口から歩いて約7分、御成小学校のそば、緑豊かな住宅地にあります。鎌倉時代の中心地だったという特色から、郷土資料の充実にも力を入れています。
(「鎌倉の古い地図のはなし」でご紹介した絵図は、2階の郷土資料コーナーにあって、自由にご覧になれますよ)。
また、明治、大正、昭和の鎌倉の資料を収集し、研究する「近代史資料室」があります。
次は「腰越図書館」
腰越行政センターの3階にあります。窓からは遠く江の島のシーキャンドルも見えて見晴らし抜群!平成11年に開館した、鎌倉市図書館の中では一番新しい図書館です。
江ノ電腰越駅からも、湘南モノレール西鎌倉駅からも、てくてく歩いて10分ほど。窓も多く明るい雰囲気、約10万点の資料に囲まれて、のんびり過ごしていただけます。
続きまして「深沢図書館」
中央図書館に次いで2番目(昭和55年)にできた図書館。湘南モノレール湘南深沢駅から徒歩約3分、地域館の中では、一番広いスペースをもち、明るく、ゆったりした雰囲気の館内です。
また、子ども読書活動推進計画の拠点となっており、学校と図書館とが連携し、子どもと本をつなぐための支援をおこなっています。そのため、地下書庫には、学校支援のための児童書を収蔵し、鎌倉市内の教育機関へ貸出をおこなっています。
4番目は「大船図書館」
大船の台所、仲通商店街のすぐそば。JR、湘南モノレールの大船駅に近く、交通の便の良いところにあります。
昭和57(1982)年に大船貸出所と大船子ども文庫から、大船図書館になりました。地域館の中ではもっとも小さく、スペースが狭いところが難点ですが、中央図書館に次いで利用者が多く、親しみやすく活気のある図書館です。
かつては松竹撮影所があり、大船は映画の街としても親しまれていたことから、松竹映画や小津安二郎監督などに関係した資料については積極的に収集しています。
さて、トリを飾りますのは「玉縄図書館」
昭和62年(1987年)に開館した玉縄図書館は、JR大船駅から徒歩約15分と、少し駅から遠い場所にありますが、緑あふれる環境にある明るい図書館です。独立した閲覧室があり、静かな雰囲気の中でゆったりと調べものができます。
玉縄城や北条早雲(伊勢宗瑞)をはじめとする小田原北条氏の資料や、大船フラワーセンターの資料など、地域の郷土資料の収集に力を入れています。周辺には、玉縄城ゆかりの史跡や地名も残っており、散策後に図書館で調べるのもお勧めです。
子どもから高齢の方まで、地域のみなさんに親しまれる図書館を目指しています。
なんとなく雰囲気などつかんでいただけたでしょうか?
もっと詳しく知りたいかたは、鎌倉市図書館ホームページもご覧ください。各図書館の詳しい説明や地図もあります(だったら、最初からホームページを紹介すればよかったのでは・・・)。
図書館ホームページはこちら https://lib.city.kamakura.kanagawa.jp/
と、まあ簡単に紹介してしまいましたが、なんと鎌倉市図書館は今年で開館110年を迎える、かなり歴史のある図書館だって知っていましたか?
神奈川県内では、横浜市や川崎市など、大都市にある図書館をおさえてダントツトップです!
このあたりの図書館のあゆみもホームページに記載されていますので、ご覧ください。
また、開館100周年を記念して出版した『鎌倉図書館百年史』(鎌倉市教育委員会/鎌倉市中央図書館 発行)なども、併せてお読みいただければ、鎌倉市図書館がグッと身近なものになるかもしれません。非売品ではありますが、ちゃんと貸出用もあります!
どうぞ、鎌倉市図書館をごひいきに♪