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進メ、鎌倉ペンギン

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学校教育やGIGAスクール構想をはじめ、鎌倉スクールコラボファンド、ふるさと寄附金を活用した取組に関する情報を発信。
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【受付終了】【第5弾】鎌倉スクールコラボファンド絶賛受付中!

皆さん、こんにちは。教育長の高橋洋平です。 未来を生き抜く力を育むことができる魅力ある教育活動を、豊かな人材、NPO・企業・大学等と素敵なコラボレーションで実現していく「鎌倉スクールコラボファンド(鎌倉SCF)」。 本日は①ガバメントクラウドファンディングと②サポーター制度について紹介します。 ①ガバメントクラウドファンディングについて これまで4回の行ったガバメントクラウドファンディングでは、皆さんからのご支援で、SDGs等のさまざまなリアルな社会課題への興味や関心

GIGAワークブックかまくら ~みんなで作り上げるICTモラル&活用能力

教育長の岩岡です。 昨年4月に市立の小・中学校で1人1台のiPadが活用され始めてから、校務・学習・課外活動・家庭学習などさまざまな場面で、多様なICTの実践が花開いてきました。 「学習者中心の学び」を生み出すための強力なツールとなるICTですが、使うようになれば当然、子どもたちの失敗も出てきます。「使い過ぎてやめられない」「友だちが嫌がる写真を撮ってしまう」など、いろいろな失敗を日々経験していくようになるのです。 将来、制限のないICTの世界に飛び込んでいく子どもたち

みらいのモノづくりが目の前に ~手広中学校で「STEAM Lab」を開設しました

教育長の岩岡です。 皆さんは「デジタルファブリケーション」という言葉を聞いたことがありますか。 図面を描いて切削機械や鋳型を使って部品を作り、組み立てるといった従来のものづくりとは異なり、3Dモデリングソフト(CAD)を使って立体造形を作り、プログラムに基づいて3Dプリンタやレーザーカッターで製作するような「デジタル技術を使ったものづくり」を指します。 人間の手では製作が難しい複雑な造形を簡単に作ることができるほか、従来と比べて生産時の固定費用が低いことなどから、変化が

子どもたちの困った!つらい!を素早くキャッチ~「子どもSOS相談フォーム」を開始しました

教育長の岩岡です。 進路や性格などの「自分のこと」、友人関係やいじめなどの「学校でのこと」、家族の病気・介護などの「家庭でのこと」など、子どもたちの悩みは多様です。 自分で考えたり、身近にいる家族や友人などに相談したりして、乗り越えることもありますが、自分で解決することが難しく、身近な誰かに相談することに抵抗があるような悩みを抱える子どももいます。 これまで教育委員会では、生活相談アンケートやスクールカウンセラーの活用に加え、教育相談員による電話相談窓口の設置や「いじめ相

子どもたち一人一人が持続可能な社会の創り手に ~鎌倉SCFの活用から見えたこと

教育長の岩岡です。 魅力的な人材・団体とのコラボレーションにより、鎌倉の子どもたちにSociety5.0を生き抜く力を育む教育活動を実現するためのプロジェクト─「鎌倉スクールコラボファンド(鎌倉SCF)」。 第2回のコラムでも紹介しましたが、令和3年度は小坂小学校と玉縄中学校の「SDGsをテーマとした課題解決学習」(総合的な学習の時間)に、鎌倉SCFを活用しました。 1.社会課題をジブンゴトにSDGsといっても、子どもたちの興味や関心は一人一人違います。地球温暖化に関心

子どもの視点に立った教育を

教育長の岩岡です。 昨年7月から始まったこのコラムでは、市教育委員会や市立小・中学校が実施している様々な取り組みや込められた思いを紹介してきました。これらの取り組みには共通するポイントがあります。 それは「子どもたちの視点に立つ」ということです。これには2つの意味があり、私は着任以来、判断の際には必ず心に問い掛けています。 1つ目は「子どもたちの現在の視点に立つ」ということです。これは、子どもたちの現在の心情や特性に寄り添って、子どもたちの成長や行動変容を促す最適な方略を

教育現場での多様な人材の活躍を目指して ~Teach For Japanとの連携

こんにちは。教育長の岩岡です。 皆さんは、日本に学校の先生は何人いると思いますか。小・中・高校だけで、なんと100万人を超えます。幼稚園や大学なども合わせると、200万人以上。日本人の60人に一人は、何らかの形で「学校の先生」ということになります。 ますます変化が激しくなるこれからの時代は、社会と連携・協働しながら未来の創り手を育む学校教育を作っていく重要性も増していきます。そんな中で、果たしてこの100万人の先生方を「教職を目指す→大学で教員養成課程を修了する→採用試験

思いやアイデアを形にする力を子どもたちに「プログラミング教育」

教育長の岩岡です。 テクノロジー全盛の時代を生きていく今の子どもたちにとって、テクノロジーを活用して思いやアイデアを形にする力、すなわちプログラミングする力は、今後とても重要になってきます。 進路・進学の観点からも、今後高等学校で、プログラミングやデータ活用を行う「情報Ⅰ」が必修となり、大学入学共通テストの試験科目に加わっていくことになるため、義務教育でプログラミングの基礎をしっかりと培うことは欠かせなくなるでしょう。 プログラミング?そうは言っても・・・しかし、プログラ

「子どもが主役の学び」への挑戦 「GIGAスクール構想」

教育長の岩岡です。 2021年。 日本の小・中学校の教室が大きく進化しました。 「GIGAスクール構想」により、各教室にインターネット環境が整備され、全ての子どもに端末が配付されました。 本市では、それだけにとどまらず、iPad端末での個々の学びを共有し、みんなの学びにつなげる電子黒板(写真)を全ての普通教室に設置しました。 さらに、習熟度や苦手なポイントを自動的に分析し、適切な学習を提案するAIドリルの導入や、デジタル教科書を電子黒板に映した分かりやすい授業づくりを進

鎌倉スクールコラボファンドがかなえる夢の授業「SDGs×PBL」

教育長の岩岡です。 子どもも教師もワクワクするような教育活動を、企業・大学・NPOなどと協働で実現したい そんな思いから立ち上げ、多くの皆さんにご支援いただいた「鎌倉スクールコラボファンド」(※)を活用した教育活動が始まりました。 (※)スクールコラボファンドとは? https://www.furusato-tax.jp/gcf/1162 1 リアルな課題を通じて学ぶ「PBL」とは?皆さんは「課題解決型の学習(PBL=Project Based Learning)」と

全ての出発点は、子どもたちが飛び込む「未来の社会」

教育長の岩岡です。 マガジン「進メ、鎌倉ペンギン」の記念すべき初投稿は私が担当します。 皆さんは「広報かまくら」に掲載の連載コラム「進メ、鎌倉ペンギン」はすでにお読みいただきましたでしょうか。 「広報かまくら」の連載コラムは、鎌倉市の学校教育の様々な取組やそこに秘められた思いを広く市民の方に知っていただき、鎌倉の教育を応援していただきたい!という思いから始めたものです。 実は7/1号の第1回目の連載コラムの執筆依頼が来たとき、私のそんな思いを伝えたくて、原稿の時点は掲載さ