保湿とステロイド、軟膏を塗りたくる日々
皮膚科通いと保湿の鬼と化す母
皮膚科を受診すると、アトピーの診断でストロイドとワセリンによる治療開始。
6年前のことだから薬品名は正確に覚えていないが、発疹部分に塗るための(ステロイドのランクでmildに入る)軟膏とワセリンを混ぜたものと、保湿用のワセリンが処方された。
小児科に通っている頃から沐浴後の保湿はやっていたけど、この頃から私は保湿にとらわれていた。
朝起きたらおむつ交換ついでに全身の保湿。その後に発疹部分にステロイドを塗布。1日に何度行うおむつ交換のたびに、足にワセリンぬりぬり。夜間の授乳のときも顔の乾燥が気になったらワセリンぬりぬり。夕方の沐浴後は再度全身ワセリンから、ステロイド塗布。
早く良くなってほしいと一生懸命だった。世の中のお母さんみんな、やることは違えど我が子のためにといつも一生懸命だ。
でも、今振り返ると思ってしまう。
ワセリンぬりぬりしてるとき、私はわが子のことをしっかりみれてたかな。話しかけてたかな。めをみてたかな。育児を心から楽しめていたかなって。
皮膚科で教わったステロイド治療
皮膚科ではステロイドを発疹部分に塗って、良くなったら半分にして、さらに良くなったらまた半分にと、徐々に減らすよう説明された。
でもこれが難しいんだ。
良くなったと思って塗らないとまた出てくる。どこに発疹があったか覚えていられない。
そもそもステロイドに対する疑心のようなものがあるからどうしても塗る量を減らしたくもなっていたと思う。
皮膚科通いは、生後6ヶ月頃まで続いた。私が医師の言うようにステロイドを塗布できていなかったのか、アトピーの経過は思わしくはなく、発疹が出ては消えてを繰り返して、横ばいな状態だった。
皮膚科の先生も困り顔。
この時期になると、離乳食もはじまり食物アレルギーの可能性もあるからと、アレルギー検査のできる病院を紹介された。