乳児湿疹からアトピーに。病院通いの日々。
症状の出現から通院に至るまで
長男は生後2ヶ月頃から病院通いが始まった。
まず気になりはじめたのは口周りの赤み。
私も母親初心者。インターネットで検索し、乳児湿疹かなーと思ってまずは洗浄、保湿にてケア開始。
だけど、症状は改善せず徐々に背中にも小銭大の発疹は広がってきて、これは自己流では治らないかもと不安になり、小児科を受診。
小児科では貨幣状湿疹と診断され、アトピーになる可能性もあるからとすぐ皮膚科を紹介された。
あぁ、アトピーか・・・ステロイド塗らないとかな。いつまで続くかな。数カ月で治ったらいいな・・・
小児科の医師からアトピーというワードが出て、アトピーと診断された訳でもないのに私はそんなことを考えていた。
ステロイドに対して私が感じていたこと
発疹や痒みといった何らかの皮膚の炎症に対して日常的に処方されているステロイド。
自分がステロイド軟膏を初めて使用したのは患者さんに対してだった。症状の軽度な方に対しては数日の塗布で症状が改善されるため、そこに疑問を持つこともなく使用していた。
ステロイドに対して違和感みたいなものを抱きはじめたのは、自分が使用するようになってからだ。
20代の頃、頭皮に湿疹ができて、それが強烈な痒みを伴い、掻いては汁が出て、かさぶたができる。また痒くなってかさぶたを掻き壊すを繰り返すため、皮膚科を受診し処方されたのがリンデロンローションだった。
これを塗ると1回で効果が出る。数日塗ると、痒みは消えかさぶたもなくなる。掻き壊しを繰り返していたため、若干皮膚が肥厚した感じが残るぐらいだ。
そこで塗るのをやめると、数日で痒みが再燃し搔き壊しがはじまる。
塗ってはやめ、塗ってはやめを繰り返し、リンデロンローションは常備薬になっていた。
あ、これ治らないわ・・・
と感じながらもいっときの不快感を和らげるために塗り続けた。