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【まちづくり】需要から逆算することの大事さ

こんにちは! かまくら優太です!

声を形に、新しい日南。

みんなの力で、日南を変えていきましょう!

今回は「まちづくり」について少し言及したいと思います!

そう思ったのは…。実は最近、私がかつて、取材したまちづくりの専門家木下斉さんが、日経新聞で大きく取り上げられていました。

5月5日付日経新聞朝刊2面

これはネット記事ですが、有料版じゃないと全部読めないです…。

私も以前、前職のときに木下さんを取材したことがあります。
そのときの記事が以下の記事です。

これも購読者しか読めない内容ですね…。

かいつまんで説明すると、「地域の成功事例を普遍化して参考にするのはいい。だけど、成功事例を横展開すれば成功するわけではない」「コンサルに発注するのではなく、自ら学んで地域の課題を見つけることが地域の魅力向上につながる」などの至言を、いただけました。充実したインタビューだったと思っています。私の筆力が及んでいたかは自信がないですが…。

このインタビューの前に、愛知県春日井市というところで、まちづくりの現場を取材させてもらいました。

どうしても、大規模なまちづくりっていうと、駅前に大きなビルをつくってそこの賃料を設定してからテナントに入ってもらうってやり方が多いです。でも結局、賃料が利用者にとってのニーズ(必要性)にあっていなくて、使い勝手の悪い箱だから、人が入らない。税金使ってただの無人ビルができてしまいました…みたいなケースもあります…。
私も結構、テナントが入ってない駅前の大きなビル、いろんな町で見てきました…。

だけど、この春日井市でやってたやり方は全く逆でした。
愛知県春日井市の駅前の勝川地区に、勝川大弘法通り商店街という商店街があるのですが、そこの商店主の一人の水野さんという方が、衰退を始めようと仲間と協力して、まちづくりを始めました。
それに手を貸したのが木下さんなんですね。

ビルって、最初から決まった賃料が設定されていると、その賃料払える人しか入居できない。そうなると新しい感性の起業家とかは入居しづらかったりします…。

だから、この勝川では、商店街に必要な事業者を選んで、個別の事業収入から見込みをつけてテナントの建築やリノベーションするという手法をとっていました。そうすると結構、若い人たちでも無理なく事業を始めたり、小さく初めたビジネスを拡大していくプロセスを歩めるようになります。

そうすると、あそこは商売が成功しているビルだから、活気のある一帯だから、「私もそこでビジネスをやってみたい」と人気になる。ビルの持ち主にも、商売人にもウィンウィンな関係になる。

ここの地区だと子育て世帯が多かったから、英会話塾とかエステ、美容室のお店が始まっていてとても盛況していました!

英会話塾は最初は「TANEYA」という小さいスペースの場所でやってましたが、人がたくさん集まったからという理由で、別のテナントに移っていました。それが下記の「ままま勝川」です。
ここの英会話の先生が笑顔で水野さんや木下さんと話していたのが印象的でした。
どこの商店街も結構、衰退していて、大変ですよね。でも、まちづくりってやり方によってはこんなに人を笑顔にするんだって。なんだかじーんときました。


この需要から考えるっていうやり方はとても大事だと思っています。日南市の油津商店街で行ったIT企業誘致も、発想は似ていると思っています。

有効求人倍率から逆算して、事務系の仕事を求めている人が多いから、IT企業を誘致してその需要を埋める。それによって、IT企業を15社誘致、150人以上の雇用を生み出しました。

そんな日南市の最新の有効求人倍率をみると、事務系は0.44。いまだに事務系職はこの地域で求められていますね…。

ハローワーク日南の求人求職バランスシート 2023年2月 赤で囲ったのが事務職

地域で何が求められているのか見極めてから、逆算思考でまちづくりを行う。このやり方はとても大事。

それはやっぱり、「求められている声を形にしていく」ということです!
さあ、新しい日南をつくっていきましょうー!


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