どっかの変なカットマンのブログ 2020年全日本卓球選手権大会5回戦 村松選手対戸上選手の感想について
2020年全日本卓球選手権大会5回戦の村松選手対戸上選手の感想について
カットマンの自分としては、もちろん村松選手に勝って欲しいところでしたが、戸上選手が見事なカット打ちとカウンターでスコア4-0で勝利を収めました。(自分としてはカットマンが一方的にやられる試合だったので見てて胸が苦しかったです泣)また、この二人は昨年Tリーグで対戦しており、そのときは3-1で村松選手が勝っていたので、戸上選手の見事なリベンジでした。
見事な戸上選手のリベンジでしたが、私が感じた戸上選手の素晴らしい点は、主に2点ありました。
①カウンターの精度が異常に高い。
②村松選手のカットをツッツキしない戦術
①について、戸上選手は村松選手の下回転に対するループをことごとくカウンターし、8割ぐらいの精度で決めていました。これは以前Tリーグで対戦していたときもその威力を発揮していましたが、今回の試合でも発揮していたように思います。村松選手がほとんどすべてのループドライブをクロスに集めてたのが気になりました、これはその前のツッツキの弾道が低いので村松選手がストレートに打っても質が低くなるのを恐れて、クロスに返さざるを得ない状況にしたのかと思います。それでもカウンターって8割も入るものなんですね、プロってすごい。
②について、戸上選手はほとんどのミスが自分の強打によるミスで終わることが多かったので戦術として強打を徹底していたのだろうと思います。また、村松選手とは二試合目ということもあり、最初からカットの回転を見切っていたため、繋ぎのツッツキをそれほどせず、強打を打ち込めたのも、戦術を徹底できたのが一つの要因かと思います。
上記以外にも戸上選手の下回転のサーブでの得点も3点ほどあったのでサーブも素晴らしかったのかなと思いました。他にもカットに対するツッツキが浮くことがないので村松選手がカットからしっかりした強打で得点をしたのは4セットでわずか一点ほどでした。
次は、Tリーグで村松選手のリベンジを期待しています!!
また、試合の内容とは別ですが、ある選手の組み合わせを過去から追っていくのも卓球観戦の楽しみ方の一つだと思いました。
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