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カマイタチ
2020年11月8日 12:02
数年前に描いた小説の一気読み版です。賞に出す予定だったけど、色々あって辞めたので、ここに奉納しますね。「十二時」まただ。また始まった。何度も、何度も、繰り返される。扉の向こう側で。大きな声が聞こえた。無意味と分かっていても相手を非難し続ける声が。間違っていると分かっているのに自分を正当化する声が。お父さんとお母さんは、また喧嘩を始めた。大したことでもないのに。二人は何で