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小説「十二時」

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#奉納

小説「十二時」

数年前に描いた小説の一気読み版です。

賞に出す予定だったけど、色々あって辞めたので、ここに奉納しますね。

「十二時」
まただ。
また始まった。
何度も、何度も、繰り返される。
扉の向こう側で。
大きな声が聞こえた。
無意味と分かっていても相手を非難し続ける声が。
間違っていると分かっているのに自分を正当化する声が。
お父さんとお母さんは、また喧嘩を始めた。
大したことでもないのに。
二人は何で

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