「言葉よりも踊りは解放的で可能性がある気がします」
【Kamailelaniのひとりごと vol.2】
-MORE9月号 蒼井優・黒田育世(ダンサー・振付師)対談より-
蒼井 : 女優の仕事って言葉で伝えることが多いけれど限界を感じることもあるんです。
言葉に縛られると真意を伝えるのは難しい気がするけど、踊りはもっと解放的で可能性がある気がする。体の表現に限界は感じます?
黒田 : ……たぶん、ない。説明するための踊りには限界があるけど、心の叫びを踊るなら限界がないかなって。言葉も同じじゃない?自分の体から正直に出ている言葉――肉声なら限界はない気がする。
言葉にせよ、踊りにせよ、表現するってリスクを背負うものだと思うし、それを自覚したうえで、表現させてもらえることへの感謝を忘れないことが大切なんじゃないかな。
「私が時別な人間だから踊れているわけじゃない。この空間があって、お客さんがいてくださって、その影響を受けて踊れているだけなんだ」と思うようになって、恐怖心は減ったと思う。
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Hulaとはちょっとニュアンスの違う話なのかな。
でもなんだか勇気をもらいました。
いつも、ここ!というタイミングでハッとさせられる言葉に出会ったり
後ろ向きな自分の背中を押してくれる出来事があったり。
ほんと縁やタイミングに恵まれて生かされてるなぁ…と感じます。
ま、勝手に運命づけちゃうだけかしらん(笑)
出会いに感謝。
2011/8/24 -Facebookノートより-
これも10年前に書いたもの。
私はどうも、面と向かってパシパシッとキレのある
口でのやり取りが苦手で。
だからこうして文字に起こすことが多いんだけど。
だからこそ、“踊り”という、
話し言葉を使わずに表現する、伝えようとする
方法に魅力を感じるのかな。
ちなみにHulaに出会う前は私、
手話の世界に没頭しておりました。
これはちょうど10年前の同じ頃、
大舞台でソロパートを踊った私の写真。
いやいや、姿勢もハンドモーションも若くて未熟やなぁって感じです。
心の叫び、魂の叫び、肉声。
外側を整えるのではなく、内側の熱いものが伝わる
そんな踊りがしたいですね。