茎ブロッコリーのペペロンチーノ仕立て【ブロッコリーのいいとこ取り】
一年を通して目にする野菜がある一方で、半月〜1か月程度しか見かけない野菜ってありますよね。11月も見えてきた頃、お目にかかったのは茎ブロッコリーでした。スティックブロッコリーともいいます。商品名だと、スティックセニョールが有名みたいですね。
グリーンブーケか?と思うくらいに、手になじむ姿はまるで花束です。
ブロッコリー×カイランという野菜のかけあわせ。アジア圏ではポピュラーらしい「カイラン」という野菜は、茎の姿から見てとれました。花のつぼみ部分は、おなじみのブロッコリーですね。
パッケージのとおり「茎も食べられる」のです。
以前、口にしたことはあったのですが、当時の記憶では茎が細く繊細なイメージ。今回は茎がしっかりと存在感たっぷり。これは生食向きではないな…と炒めていただくことに。(隙あらばサラダにしようとする習性持ちのもので)
これがおいしかったもので、レシピと共にご紹介です。ペペロンチーノのように仕立てます。
食材たち
食材:スティックブロッコリー・ニンニク・トウガラシ
調味料:オリーブオイル・塩
作ってみます
● スティックブロッコリーの下準備
・水をはったボウルにつぼみの部分をつけて、ワサワサ。しっかり洗う
・スティックブロッコリーを茎とつぼみの部分に分ける。4cm程度にカット
・茎の部分はレンジ600Wで1分加熱
このあと炒めるものの、太い茎は先に火をとおしてしまいます
● ニンニクオイルを作る
・オリーブオイルに輪切りしたニンニクを入れる
・強火でわいたら、弱火にしてきつね色にする
・火を止めてオイルの熱がおさまったら、トウガラシを入れる
・1〜2分したら、ニンニクとトウガラシを取り出す
このあと強火で炒めるため、ニンニクとトウガラシは取り出します。入れたままだと黒焦げになって、台無しになってしまいます。
● 炒める
・スティックブロッコリーの茎・つぼみの部分を強火でさっと炒める(1分かからない程度)
・塩ひとつまみをパラパラ
野菜から水分を出さないように、強火で炒めます。生でも食べられるくらいなので、「オイルをまとってあたためる」くらいの感覚でOKです。焦げ目がついたとすれば、すぐに引き上げてくださいね。
めしあがれ
炒めると緑が鮮やかになりますね。スティックブロッコリー自体の味わいを引き立ててくれる、ニンニクに乾杯。塩気が効くと抜群です。あ〜ボリボリ食べちゃう…。
本家のブロッコリーは、皮の筋っぽさが残って口当たりが悪かったりしますが、こちらはまったく気になりませんでした。食べ応えもあり、ブロッコリーのいいとこどりです。
アンチョビなんて入れたら、おつまみ感が増しそうですね。今シーズン再び出会えたら作ってみたいところです。みなさんもお試しくださいませ。
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炒めるのもいいけど、生食も捨てがたい。サラダでどうぞ。