お米の有機化踏み出そマイ
久々に自分のnoteを見返したら、1年前から投稿をサボっていたことに気づく。
1年前の自分の日記と対面。
今年は自分を振り返る時間もないほどお米や田んぼのことで頭がいっぱいになった1年だった。
私はこのnoteに自分を鎌ひとつと名づけてブログを書き始めてから人生が大きく変わった。
言葉に出すと、人はやるものだなあ。
はじめはおそるおそる、散歩中に気になる草むらをみてこんなところで勝手に草刈りしていいのかな、、でもやりたくて仕方ないからやっちゃおうとはじめた鎌ひとつでの草刈り。それからそろそろ3年か、、
今や、そこも自分の好きな時間に好きなだけ草刈りを楽しむボランティアのひとつ、アダプトプログラム鎌ひとつとして活動を続けている。
そしてただただ草まみれ上等の日々になった笑
未だ素人おばさん、苦手な蛇をみて半泣きで草刈りをすることもあるが前に進むしかない。
草刈りを仕事としはじめて、農家さんの草刈りの援農が主体となり農業のマンパワーの不足を身体ごとで感じながらも、日本のお米農家さんの危機的な現状を知るようになった。
オーガニックな情報も色々知るようになり、微力な自分が少しでもやれること、やりたいこと、大切なことが、「草刈り」だと心から思うようになった。
自分1人ではなかなか全てができないと思いながら過ごしていたら、草刈りを手伝ってくれる仲間が増えてきた。
そこを想い返すと、いつも涙が溢れるくらいの感謝と感動が自分の心に湧き上がる。
そして昨年は少しでもより環境にやさしい農法を取り入れていかないか?と慣行稲作栽培農家さんと話し合いを重ね、市民グループ『Farm to Table〜農と食をつなぐ』として
「お米の有機化踏み出そマイプロジェクト」
と名づけた田んぼ作りを慣行農家さんと有志の市民を集めて始めることになった。
兵庫県の大和肥料株式会社さんの有機JAS認定肥料「こつぶっこ」を愛知県豊田市で20年近く有機JAS圃場を守り続けている農業生産法人さんに教えて頂き、抑草効果を狙った有機農法での稲作を挑戦した。そして7畝ではあるがその田んぼチャレンジの抑草は成功した。
田植え後、無農薬で稲作栽培をするにあたり、こつぶっこを使った田んぼは田植え後田んぼ内には除草としては一切入らずに収穫を迎えることができた。
比較として両隣の田んぼはこつぶっこを使わない無農薬栽培で農家さんとはじめ、除草剤を撒かない分、都度田んぼ内の除草作業に市民参加としてみんながお手伝いに来てくれた。
協働作業として、
市民は素人でも出来ること。
草刈り、畦草刈り、水の管理。
農家さんは機械作業。
ここでの取り組みを発表する場として有機米勉強会も開催しました。
こつぶっこの肥料会社さんと紹介してくださった農業生産法人さんにも講演頂き、その成功例、失敗例も話に出してもらいました。
農家さんが挑戦する機会にもなり新たな広がりが生まれてきて、嬉しい展開ばかりの感動の日々。
そしてここでできた栽培期間中無農薬栽培米と有機栽培米。
私達は、愛知県大府市に住む市民。
このオオブという名が素晴らしくピッタリにあうお米、
「オーブニック米」と名づけて、皆さまにアピール。
お米作りは儲からないとか、平均年齢68歳⁈ともいわれる農家さん。田んぼを手放しはじめている昨今。
ここに、お金がまわる仕組みがない。
農家さんがバタバタ潰れていく。そんなことあってはならない、他人ごとでは全くないのだ。
お手当てを待ってる時間はなく、とにかく私自身も手弁当の日々が続くが私も生活者、下宿の大学生を抱え子供にとにかくお金がかかる。
共に生きていける道を早急に探したい。
大切なものを守りたい気持ちはつながっていると信じて田んぼやお米づくりをまわりのみんなと知っていきながら一緒に守っていきたい。
心が通じあう仲間が増えてきた。そしてみんなたくましくやさしい人達ばかりだ。
声かけあいながら楽しくおもしろい1年にしたい。