鍬ひとつで
明日からの雨が降る前に少しでも形にしたい。と時間のある午前中早速鍬ひとつ持って畑に向かう。三本のクワの備中鍬を準備していたら、柔らかな土には平クワがいいとて慌てて買いに行く。そんなレベルだ。
恥ずかしながらついこの間まで私は畑の「畝」がウネと読む事もなんなのかも知らなかった。
YouTubeを参考に自分なりに畝を作ってみる。
息があがる程の作業だが、楽しくて仕方ない。
この畑は市を一望できる高台にあり、隣のブドウ畑と空しかみえないお気に入りの方角を向いて休憩する。
地主の爺様に畑は水が大事だと聞いた。雨だけじゃダメなの?と聞いたら怒られた。
高台なので農業用水を引き入れるのに大変な苦労をされた事を教えてくれた。
畑に引き入れるのに長いホースを蛇口で繋ぎながらやっと水が上がってくる。改めて水が出るありがたさを知る。
用水路にもお金がかかる。爺様はお金を受け取らない。見も知らぬ私へも身体を使って色々サポートしてくれていた。気持ちを頂き、気持ちを返したい。
畑を借りる私達は水田の繁忙期などにお手伝いをして労働で気持ちを返すそうだ。なんて素敵な関係だろう。
稲作のお手伝い。。全く未知な世界が楽しみで仕方ない。喜んでお手伝いさせて頂きたい。
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