高瀬川三ツ沢 標高1710mまで溯下降 2020.10.3-4
経緯など
2018年お盆のワリモ沢遡行後の裏銀座下山で上から覗いたり、今年の お盆の西沢遡行時にダム湖の対岸から眺めたり、もっと過去に遡れば、今まで5~10回くらい、高瀬ダム右岸道を歩いてる時に嫌というほどダム左岸側斜面を眺めていて、結構 立ってる感じで行ってみたいなと思てた谷、三ツ沢。
いつもは誘っても殆ど相手してくれないspringerさんだが、今回は、カヤックアプローチが気になったのかどうなのか、分からんけど、とにかく この日程で一緒に行ってくれるとのことで、第一希望は三ツ沢で、もし飛騨山脈の天気が悪そうなら、紀伊半島のオクノ谷とか、ダム湖をカヤックで渡ってから取り付く遡行を考えていた。が、この週末は珍しく、暫く前から降雨なし予報やった。が、金曜夜に、「日曜くずれるかも」という情報が。gpvを見直して、日曜夕方まで雨は降らん感じやったので、それを信じて行くことにした。
関西~七倉山荘
普段、蛍池で仕事してるが、この前日の金曜は大津で仕事。19時、道の駅いがでspringerさんと待ち合わせ。道の駅で夕飯たべたり荷物の準備したりして20時にspringerさんの車で道の駅を出発。俺の車と比べると とても運転し易い車やった。名阪国道→名二環→中央道と通って恵那峡SAで運転交代。安曇野IC降りてスグのセブンに寄った後、すぐの道の駅は明る過ぎたので、
大町ダムの堰堤下24:20着で、一杯だけ酒ひっかけてから車中泊+車横テン泊。
朝5時半起きやったかな?5時間寝たことになる。寝場所である程度 荷物の準備してから七倉山荘に駐車した。
6時半を過ぎてたせいかタクシーの第一弾は出た後らしく、一台も残ってなかった。
タクシーが1台もどって、1人が乗り、次の1台に二人が乗り、その次のタクシーで俺ら二人が大荷物とともに乗車。紙の計画書を車に置き忘れたのでタクシー乗ってから取りに戻ったりして、7時頃 タクシー出発。
Day1 高瀬ダム堰堤~三ツ沢出合
タクシーを降りると一台前の二人もトンネル前に居てはった。すんごいデカいザックを背負ってるのにビビって、どこいかはるんすかと訊くと晴嵐荘前でテン泊、ビールを よぉさん担いでるとのことやった。それと比べると、俺の黒霧島ペットワンカップ 25度 200mlは まぁ軽量化重視ということになるんやろか。
springerさんのキャリーカートにゴムのカヤックを積み付けて、コロコロと引っ張っていく。
1kmあるらしいトンネルもあっという間に終わり、出航地点に。カヤックを膨らませたりの段取りが約30分。穏やかな湖面に漕ぎ出した。
写真撮ったりとかしながら ゆっくり休み休み漕いでたが、20分ほどで三ツ沢出合に着いた。着岸し難さを少し心配してたが、
ビーチのようになっていて、上がり易かった。
ダム湖面が増水で上昇したとしても大丈夫なように係留して遡行開始。
Day1 三ツ沢出合~泊地
透明な水が嬉しかった。しばらく、倒木やら山抜けのザレガレやらが目立つ。水温が低く、足先が かぢかんで来て、靴下をネオプレーンにしなかったことを凄く後悔した。
じきに30m滝お出まし。おぉぉ、これやこれや。で、直登不可で左岸から大巻き。思いの外、羽虫が多い。メマトイよりは大きい。蟻のボディの羽が付いたような外観だが、羽蟻ではなさそう。もう気温も低いからおらんやろおもて、虫除けネットも虫除けスプレーも持ってきてないわー。出だしがズルズルで嫌らしかったけど、springerさんが上手いこと登れるルートを見つけ出して沢床から15mほど高度を上げる。あとは「軽井沢ちゃうん」という言葉が出るほどの綺麗な斜面で、なんてゆうか、白い砂の上に草付きってだけやねんけど、パっと見、癒し系の斜面をトラバって滝の落ち口を目指した。
沢床に戻って暫くは直登できる滝が続いた。でも、濡れると寒く、足先だけではなく、全身震えなら遡行していた。下半身だけでも2mm程度のネオプレーン長ズボンにしたらよかった。あいにくワークマンの化繊ズボンのみ、私がワークマンですから。springerさんは、finetrackのレイヤリングだかなんだかで3重くらいなんか履いてるとのことやった。脱ぐの大変なヤツやな。
震えながら暫くいくと、
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