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【雇う?雇わない?】うちの阿姨さん事情。彼女がもたらす副次的効果とは

晚上好~シエ子です

うちにきてくれているお掃除阿姨さんの話。

チャイナには「阿姨(アイ)=おばさん」という文化がある。
阿姨とは、平たく言うと世話をしてくれる女性のお手伝いさんのこと。

日本人の感覚からして、現代において「阿姨」という呼称は下手したら差別用語になりかねないんじゃないか?と思ったりもするんだけど
ここチャイナでは結構、一般的な呼称として色々なところで使われていて
お掃除がお仕事の阿姨、子守をする阿姨、
はたまたバスの添乗員の女性だって、阿姨と呼ばれる。
日本と比べると賃金は比較的安いので、上海においては阿姨さんを雇うことは特別なことではない。

さて、話を戻します。
家族帯同世帯にとっては、サービスマンションは別としても、それほど阿姨さんを雇っている家庭はそこまで多くなさそう?な雰囲気だけれど
(なんとなーく聞きづらくて、あまり表立って人に聞いたことがないのだけど)
我が家では会社のすすめと夫の希望で、週に一度お掃除阿姨さんを不動産屋さんを通じて契約してもらった。

最初は、別に共働きの頃とは訳が違うしいらないでしょ〜と思ってた。
結果的に、家事苦手・ズボラな私にとってめちゃくちゃ良かった。

何が良いか。

まず、普段行き届かないところを掃除してくれるのが本当に普通にありがたい。
床、トイレ、キッチン、お風呂、ピカピカにしてくれる。シーツ交換も。

洗ってない皿や調理器具なんかも残ってれば洗ってくれちゃう。申し訳ねえ。太神了…yyds…←最近覚えたチャイナスラング

でも私が最も良かったと思ってることは、別の副次的効果である。

それは、
阿姨さんがお掃除に来るというプレッシャーにより、彼女が来る前に、私が家をそれなりに片付ける ということ………!

家をきれいに掃除してくれる阿姨さんが本来の仕事である掃除がしやすいよう、床に散らかってるものを所定の位置に戻したり、整頓しておこう、貴重品はしまっておこう、という気持ち。

綺麗好きでいつも家が整っているご家庭ならそんなん全然必要ないと思う。
しかし、遡ることフルフルタイムワーママ時代、平日は掃除する時間が取れなかった、取る気すらなかった私なので、常に家が散らかることに対する耐性が既についてしまっている。
恥ずべき事実。

もちろん私だって家が散らかっているのは好きじゃない。
だって家が散らかってると、箸が転がっただけでめちゃくちゃイライラするもん。
子供が上着をそのへんに脱ぎ捨てただけできーきー怒りたくなるもん。

だからといって片付ける気力もわかないのが現実。
別に切羽詰まってないし?どうせまたすぐ散らかるし?
ていうかそもそも、なぜすべてが私の仕事になる?
本来片付けは散らかした人がやるべきだし、私だってなんやかんや毎日予定カッツカツに入れまくってて暇じゃないし。
やっぱ今日はやーめよ(わたしも散らかしてますが何か?←)

そんなふうに、どうにかして省エネ化を図ろうと言い訳するどーしようもない日々に、片付けの最終納期と切迫感を与えてくれる存在、それが私にとっての阿姨さんなのである。

本末転倒な気もするけど、私を突き動かしてくれるめちゃくちゃありがたい存在。
ちなみに我が家に来てくれている阿姨さんはとっても良い方で信頼を寄せています。子守もお願いしたいくらい。
私は家事の仕方にもそんなにこだわりがないので、ストレスも特にないです。

あー、日本に帰国してからも阿姨さんがいてくれたらいいのに。

というわけで、私は今週も来週も、
阿姨さんの声高らかな「你好〜」に間に合うよう時計と睨めっこし、優先順位をつけながら、家の中のタスクを捌いてゆく。


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