1900年代の英語感
こんにちは。
みなさんお元気ですか?
今は6月の中旬、しかし気温は30℃。
また暑い夏がやって来そうですね。
この時期冷房を付けていいものか、
いやもうすこし付けずに頑張ろうか、
迷うものです。付けるべきでしょうか。
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先日本屋に立ち寄ったらこんな表紙が目に入り、買ってしまいました。
最所フミ『日英語表現辞典』
ちくま文芸文庫、2004年
最所フミさんは1908年生まれの辞書編集者です。
この本は1980年に研究者出版というところから発行されたらしく、今回の文庫版は2004年にリメイクされたものです。
本の最後に付された加島祥造氏の解説から、この著者がマスメディアを主な媒体として生涯英語にかかわった人物だとわかりました。
最所フミさんは1990年に亡くなったようで、1980年発行のこの辞典は亡くなる10年前、78歳の時のものです。エネルギッシュな方です。
戦後まもなくの時代を英語を主な仕事として生きるとは、どのような生涯だったのかなと、想像してみます。
『日英語表現辞典』の中では、言葉の意味だけではなく、その言葉の持つイメージが語られます。例えばmindの説明のなかに「おいやですか,気になさいますか?」の含意と書いてあります。ぱっと見何と書かれているかわかりませんでしたが、しばらくしてそうか「お嫌(おいや)」かと納得しました。当時の日本の言葉と英語が混ざり合っていておもしろいです。やはり言葉の「意味」というのはその時代その時代のものだと感じました。
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さて、わたしは今英語を話せるように勉強をしています。実はもう10年になります。長いですか? その大半が中学高校での6年間です。あんなにbe動詞について学んだのに、なぜこんなに話せないんだろうと思います。
大人になって英語を学んで気づいたことは、助動詞と主語の関係がわかれば、会話はできるということでした。would、could、mayなど、どれも知ってはいましたが、これらの言葉が依頼や許可や意思を訪ねることにこれほど重要とは知りませんでした。
最所フミさんは助動詞についてどう思っていたのでしょうか。聞いてみたいです。