癌患者さんの免疫療法や食事について思うところ
通院での治療に変更した後、姉家族は温泉に泊まりに行ったりなど、少しゆっくりする時間をとっていました。入院していた事もあり、家族でゆっくりするのは久しぶりの事だったんだと思います。そんな日々が続いていましたが、何かできる事はないか?とそれぞれができる事を探していました。数ヶ月情報を探しているなか、「免疫療法」と呼ばれる治療法も試してみるよう決めました。
脱線しますが、「免疫療法」に関する個人的な意見として。
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姉が試した「免疫療法」は、最近ノーベル賞受賞で話題になっている「免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ)」とは全く別のものです。オプジーボは医療保険に適応されますが、「免疫療法」と呼ばれる治療法は医療保険適応外で、高額な医療費がかかります。これらの医療保険適応外の「免疫療法」には賛否両論あるかと思いますが、否定の意見が大半でしょうか…?個人的な意見としても、止めておいたほうが良いと思っています。とても高額ですし、事前説明は受けるにしても効果が見込める可能性は低いと思っています…。
では、「なんで試したか?」と問われると、標準治療を第一に治療をしてきましたが、他の治療法の選択肢がなくなったため、僅かでも可能性があるなら試してみよう、という気持ちからでした。何かにチャレンジできている、という事が心の支えなっていたように思います。客観的に見ると、まんまとのせられているかもですね(笑)。試していてなんですが、標準治療の選択肢がある場合や、経済的にリスク(借金など)を抱えてまで試すのは絶対に反対です。
「免疫療法」について、患者さんブログなどでも紹介されている事があるので目がいってしまいますが…。紹介されているのは一例であり、ごく稀なケース(少数例)かもしません。「個人の意見」と「事実」の区別も難しいですし、「事実」である数字も見せ方次第で印象や受け取り方が変わってきます…。そもそも、もっとも効果が期待できる(再現性がある)治療法が、標準治療になっているはずですからね。私は自分が医療者でないので治療法の中身に関してはとやかく言えませんが、「個人の意見」でなく、「事実」をいろんな角度で確認したうえで決断していただきたいと思います。
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↑カマエイド運営者としてお伝えしたい意見
もうちょっと脱線して。
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「免疫療法」ですが、個人的には「食事で癌を治す食事療法」と似たところもあるのかな?と思っています。再現性やエビデンスがない(乏しい?)ので、これらの治療法が否定されるのは当然だと思います。ですが、患者さんや家族にとっては「100%黒」にはならないのだろうなと思ったりもします。患者さんや家族といった当事者になり、他に治療法がない状態になった場合、僅かでも可能性があるなら試してみたい、と思うのは自然の流れかと思います。お金の使い道の価値観は人それぞれですし。「やらないほうが良い」とアドバイスしてしまう気持ちもわかりますが、患者さんや家族の気持ちが置き去りになっているような気もします。
「免疫療法」「食事で癌を治す食事療法」に限らず、「標準治療」を選択した場合にも共通するかと思いますが、考えて選んだ治療法について、まわりに否定されるのは辛いものではないでしょうか?と、元患者家族としては思うところもありますし、そのような声をお聞きした事もあります。アドバイスのつもりが相手を苦しめている可能性もあります。自己満足にならないように注意ですね。
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↑元患者家族としての意見
で話はもどり、姉の「免疫療法」はどうだったか?についてですが、効果がありませんでしたので継続しませんでした。個人的な意見もいろいろと書きましたが、効果が見込めない「免疫療法」を勧めるクリニックが減っていくことを願っています。
続きはまた書きます。