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アメリカのUS Bankから日本の銀行へ送金した話
US Bankのsavings accountに貯蓄されているドルを日本の銀行口座へドルのまま移動しました。
背景
2020年までアメリカの企業で働き、給与をアメリカの銀行(Union Bank)に貯金していました。帰国後しばらくすると、Union BankがUS Bankの傘下となりUnion Bankの口座がUS Bankの口座に移行されました。一度、日本語カスタマーサービスへ電話し、日本の住所を登録した後は、そのまま口座を放置していました。アメリカ国内の住所や電話番号を持っていないと、オンラインでできる手続きに制限があり、不便です。今回、やっと重い腰を上げ、貯金を日本の銀行に移すための手続きを行いました。具体的には、US Bankのsavings acountから住信SBIネット銀行の米ドル普通預金に、十数万ドルを送金しました。
課題
US Bankのウェブサイトで、送金関連のページを探すと"External transfer" と"Wire transfer"が見つかります。
External transferは、基本的に、アメリカ国内の金融機関間の移動のみで、日本の銀行への送金は対象外です。
Wire transferは、アメリカ国外の金融機関への移動も対象としています。
サイトからWire transferを進めると、primary mobile number(メインの携帯番号)の登録が必要と言われます。しかし、primary mobile numberには、アメリカ国内の番号しか、登録できません。日本に帰国後は、アメリカの住所・携帯番号を保持していないため、primary mobile numberをウェブサイトから登録することはできません。
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ソリューション
海外送金サービスとしてWiseが有名ですが、私は利用していないため、今回はMUFGのUS Bank取次サービスを利用しました。
日本のMUFGは、Union Bankと提携していて、日本国内からの口座開設などのサポートを行っていました。US Bankに移行した後も、MUFGが、取次サービスを継続しています。MUFGのホームページから、日本語でサポートがある番号(0120-628-320)に電話しました。
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日本語の自動音声で用件を聞かれます。担当者と話すオプションを選択すると、すぐに担当者につながりました。状況を説明すると、この電話で日本への送金手続きを受け付けますとのこと。日本への送金は電話でしか受け付けてないそうです。
本人確認として、生年月日や、US Bankの口座番号、登録した日本の住所を聞かれます。認証のために、Entrust Identityというアプリが必要だと言われ、指示通りにアプリをスマホにインストールし、トークン認証を行いました。この時、もしこの電話自体が詐欺だったらどうしようと不安になりました。話している相手がUS Bankのオペレータである根拠は電話番号しかありません。
認証が済むと、送金金額、送金先、送金目的を聞かれます。最後に、一旦電話を切った後、別の担当者から、再度確認の電話がかかってくる旨を伝えられます。いつごろ電話をもらえるか聞くと、受付順に電話します、2時間以内に電話がない場合は再度連絡してくださいとのこと。
本当に電話がかかってるかドキドキしながら待ってました。もちろん、確認の電話も詐欺の手口の一部である可能性もありますが。
結果
問い合わせの電話を切った後、1時間ほどで確認の電話がかかってきました。その時に聞かれた内容は、受付時とほぼ同じです。本人確認用に登録していた母親の旧姓を聞かれました。
電話を切った後も、もし詐欺だったらどうしよう、と不安でしたが、次の日に、送信先に指定した住信SBIネットバンクから受取りに関するメールが来て、一安心しました。