がんばれ
って言われるのが嫌いだった。
今もイヤ。言われたくない。まるで頑張ってないみたいじゃん。
小学校バスケ部の掛け声に「〇〇ファイトー」「は〜い、××ファイトー」ってのがあって、ハッキリと自覚した。頑張ってるときに頑張れって言われることほどムカつくことはない。
でも、頑張りたくて頑張っているとき、踏ん張るぞ!と思っているときは「十分頑張ってるよ、休んでもいいんじゃない」って言われるのも違うなと思った。めんどくさいな。
なんとか耐えてる状態だから見守っててほしいっていうのもあるし、そんなときに「頑張ってるよ、頑張りすぎだよ」って言ってくれるような人になら「頑張れ」って言われる方が頑張れるからかもしれない。益々めんどくさい。
それなのに。
本当に応援してる相手には「頑張ってください」しか言う言葉が見つからなかった。
正確には「頑張ってください」は回避したけど、回避することばかり考えていたら結局当たり障りのない言葉が出てきて、普通に言えばよかったなと思った。相手も「頑張ってください」を待っていた気すらする。
でもやっぱり、わたしには言えなかったと思う。
だからここで褒めちぎろう。そうしよう、noteを読むのは自己責任!
寺田寛明さんへ
R-1グランプリ3年連続ストレート決勝進出おめでとうございます🎉
おめでとうも、準決勝が本当に面白かったことも伝えてなかった気がします。2番手であれだけの笑いをかっさらったの格好良すぎました。全部のお題で拍手笑い起きてて凄かったです。始めからドカドカ笑いを取って、そのまま加速して、最後まで。
祖父母の顔より見たネタ、と思ってたけど全然初めましてのフリップがあって度肝を抜かれました。まだまだ面白くなるなんて。みんなに伝わりやすいものを持ってきてても、その題材選びに皮肉を感じて好きでした。
決勝進出者の会見、アインシュタインとのやり取り良かったです。少なくとも威圧的ではなくて、可愛がられてる親戚の子みたいで。
あと自分で自分のこと「すごい」とか言うと白い目で見てくる人いるじゃないですか。わたしも自分で「可愛い」とか言っちゃうのであえてその戦法でいく人のこと勝手に好きです。
大喜利を見ていてつくづく思うのはMCが上手いということ。見やすい。間を待てるし、聞き流せる内容で場を持たせられるし、ツッコミが端的。たぶんそんなところです。難しいことわからないけど、寺田さんのMCは安心します。聞き役の方が向いてる、ハマるというのは同感だけど、ちゃんと邪魔にならないどころか良いレスが返せるから良い聞き手なんだと思います。目立たない上手さかもしれないけど、絶対に助かっている人がいます。
いよいよ決勝ですね。
実は寺田さんを初めてライブで見たときのネタがあの勝負ネタでした。お陰様でお笑いが大好きになって、たくさん笑うようになりました。
寺田さんの大喜利もトークもチェキも文章も見た目もささみちゃんも好きだけど、ネタが好きじゃなかったらこんなに追わないです。お笑いは人並みに好きかな、くらいだったわたしを惹き付けたのは紛れもなく寺田寛明のネタです。
決勝は準決勝までとは違って、わたしたちには客席を埋めることも、笑い声を響かせることもできません。そんな大きな舞台に、自分ひとりの足で立つんですよ。カッコよすぎやしませんか?ゾクゾクしますね、ワクワクしますね。
だからきっと、夢を掴んできてください!