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初めての採卵

7月7日、七夕の日。
朝9時に採卵をするので、8時には病院に来てください。24時から絶食で、水も飲まないでください。

わたしはたいてい健康に生きてきたので、手術とゆうものを経験したことがない。そういえば、看護師さんから、体外受精も手術に含まれると聞いたな。初めての手術だな。ネットで調べたら、麻酔で寝てるうちにおわるって書いてあったので、まぁ大丈夫だろうと思いながら病院に到着。旦那は車で待機なので「朝早かったから、車で寝とるわ」「大丈夫やろ、がんばれー」と通常運行。男の人ってこうゆうとき呑気じゃないですか?ウチだけ!?笑
病院に入って受付のお姉さんに伝えると、産科の看護師さんに誘導されて個室ベットへ。点滴開始。「局所麻酔と全身麻酔どちらを希望されますか?」と聞かれて、ネットで寝てるうちにおわるって書いてあったので全身麻酔を選んだ。「ちなみにみなさん、どちらを選ばれるんですか?」と聞くと、「半々かなー。全身は寝てるうちにおわるけど、身体への負担も大きくて終わった後も気持ち悪くて吐いちゃう方もみえるの。局所は終わった後楽だよ、ちょっと痛いかもしれないけど」
やっぱり、全身麻酔でいいかな、痛いの怖いし…

時間になって、看護師さんに呼ばれ手術室に。手術室には3人ぐらい看護師さんがオペするよーってな格好で立っていた。言われるまま手術台に横たわると、右手は血圧、左手は点滴で、右足左足も軽く止められて、身動きのとれない状態と、ライトをピカーと当てられておまたを開いたまま時が流れる感じが何とも言えなかった。
「先生みえました」の一声で空気がかわった。
「はい、始めますよ。おしり下につけて楽にしてください」いつもの診察みたいな感じからスタート。何かを突っ込んで何かをぐるぐるまわして「洗浄しまーす」と液体をジャバジャバかけられた。痛い…
「痛い?痛くないでしょ?これで大丈夫なら局所麻酔にしたら?あとが楽だから」と先生。わたしはちょっと痛かったけど、いや、けっこー痛かったぞ?流されやすい性格のため、「そうします…」と答えた。心の準備ができてなかったのに流されやすいのだ。
何か色々ぐりぐりされて痛みを感じたけど、「はい、麻酔の注射うちますよーチクッとするよー」と言われて、目をギュッとつむった。痛かったけど、まぁ我慢できるっちゃーできる痛み。てゆうか、局所麻酔って、中に打つのね…と思った。そのあと「吸引しまーす」と何かをビュッと吸うかんじがした。それを容器に出して、助手の人が培養士さんに渡しにいく。「中ありました!小ありました!」とゆう培養士さんの掛声が聞こえた。
「痛い?」と先生に聞かれ、そういえば痛みに慣れたとゆうか、まぁまぁ痛くなかったので「大丈夫です」とこたえると「うん、麻酔がよくきいてるね」と言われた。ビュッビュッと吸われながら、早く終わらないかなーと考えていた。「はい、次は左いきますよー」と先生に言われて、まだあるのか…となったけども、「小さいものも採ってくれますからね」と看護師さんに言われて、頑張るしかないと思った。どこを見ていたらいいのかわからず、時計を眺めていた。20分ぐらい経ったな。左もなんとか終わったようだ。「洗浄しまーす」洗浄が一番痛いのよ…そして「14こ採れましたよ。局所麻酔で14こ採れれば上出来!」と先生に言われたけど、これは褒められているのか、先生の腕自慢なのかわからなかった…「精子の数値が足りなかったので顕微授精になります」「凍結になります」と言われた。まじかー、、、となったが、あんまり色々カンガエラレナカッタ。呑気な旦那の顔が浮かんで、アイコスやめろっと思った。おまたの中が痛かった。

その後、点滴、診察を終えて、看護師さんから「先生から採卵された方にプレゼントです」と水とたけのこの里をいただいた。なんか嬉しかった。ロビーには平日とゆうのにたくさんの女性が座ってみえた。同じく不妊治療の方もたくさんいるんだろうな。駐車場にいる旦那のとこへ行くと、安心した。マックでお昼ごはん食べて帰宅。局所でも、やっぱり、ダメージは大きい。午後はごろごろ寝て過ごした。初めての採卵はこれにて終了。貴重な経験でございました。採った卵がこれから精子と組んで、レベルアップし合格したものだけ選ばれ凍結でき、お腹に戻せるのだ。どうか、たくさんの受精卵がレベルアップしていますように✨