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楽曲振り返り⑦|Back for You



目次



楽曲振り返り(脱線マシマシ)

こんにちは!かるです。ぶぃっ。

私事ですが先日、ついにやってしまいました。

『天使の3P(スリーピース)!』。スリーピースです。

この作品、たまたまYouTubeでOP動画を視聴した時から
ずーーーっと気になっていて
コミック版を探していたけれどもどこにも見当たらず

半ば諦めていた時にたまたま入った書店で文庫版発見。

気がついたら購入してました。
3巻がなかったのでとりあえず2巻まで。

ネットでの買い物はあまり好みません…
というかまず専ら現金派です。

表紙からも分かる(?)ように
この作品は小学生がバンドを組むお話です。

蒼山先生の作品といえば真っ先にロウきゅーぶが挙がる訳ですが、
こっちは自分にも馴染みもある『音楽』を主題にしているので
私にとってより親しみやすいと思いまして。

(とはいえ私はEDM系統ですけども)

いつかアニメも観てみたいです。

あとくーちゃんかわいいです。はむ。


はい。脱線しゅーりょー。

手紙とかでメッセージを伝えるときは
まずは世間話から入った方がいいって
高校生の弟が先生から言われたみたいだしー。

気を取り直して今回の楽曲振り返りは
私としては珍しいアップリフティングトランスの、
"Back for You"です!

これまで投稿してきた曲の中では
最低BPMになりますね。
それはそれでおかしいんですが

今回も色々語っていこうと思いま~す。


前日譚

メロディーの秘密

実はこの曲のドロップのメロディー、
かなり前(下手すると1年前)に
既に完成していたんです。

なのですが当時は今よりも音源が少なく、
1曲に仕立て上げるのは困難でした。

なのでこのメロディーは一旦お蔵入りになりました。

そして今年3月、
GarageBandのSound Libraryに
新サンプルパック"Hardwell"が追加されました。

このパックにはサイドチェインがかけられるシンセが
多数入っており

「今ならいける!」と思い
お蔵入りになった例のメロディーを使って
トランスを作ることにしました。


サイドチェインとは?

サイドチェインとは簡単に言うと、

表拍をへこませて、裏拍を強調する

といったエフェクトです。

サイドチェインには

キックを前面に押し出すことができる
曲全体に勢いをかけることができる
・シンプルにノリが良くなる
・キックと被らないので聴きやすくなる

といった特徴があるので、

BigroomやTrance、Hardcoreなどの
キックが命となるクラブミュージックで広く使われています。


製作過程

①イントロ(0:00~)

シンセのCutoffを徐々に開いていくという
お決まりの展開にしました。

クラブミュージックのトランスであれば
DJが綺麗に曲を繋げるために
パーカッションのみで始めるのが一般的なのですが、

今回は「音ゲーのトランス」を意識していたので
こういった展開にしました。


②ブレイク(0:17~)

ベタ打ちだとつまらないので
何か展開を作ろうとした結果、
ピアノバッキングを入れることにしました。

あんまりトランスにピアノバッキングって
入らないと思うんですが、

まぁいいでしょう。

音ゲー、特にBEMANIのトランスと言えば
やはりdj TAKAさんの名前が挙がる訳ですが

TAKAさんも"Foundation of our love"で
ピアノバッキング入れてるので、

私が入れても許されるでしょ、って考えです。

というかこの曲でトランスというジャンルを知ったので
ピアノバッキングを入れることに抵抗が無かった。です。


③第一ドロップ(0:56~)

まずはキックとベースでシンプルな構成に。
ちょっとサイケっぽいかも。

音ゲーを意識しているとは言いましたが
クラブミュージック的な要素も捨ててはいません。

そして私といえばメロディー特化型コンポーザーなわけですが、
この曲も例にもれずメロディーにこだわっています。

何というか、痒い所に手が届くというか、
このメロディーなら続きはこうなってほしい、を叶える
素直なメロディーを意識しました

後半はシンセをバキバキにやりつつ
裏メロ的な役割でピアノとかストリングスで
エモーショナルで美しいメロディーを奏でます。

なんか硬派なトランスを作っていたはずなのに
この辺から怪しくなってきました。


④ブレイク(1:22~)

トランスはブレイクも重要です。

ここでボーカルサンプルを入れたいとは思っていたのですが
どのボーカルを採用するか結構迷いました。

だってどう転んでもエモ路線確定演出になるんだもん。

ちなみにこのボーカルのためだけに
オーディオトラックを増やして
リバーブやらエコーやらかけたりしています。


⑤ビルドアップ(1:35~)

はいもう硬派な路線はどっかいきました。
いつもの感じでーす。対戦ありがとうございました。

この音源はサンプルから見つけたわけですが
あまりにこの後の展開にぴったりだったので
そのまま入れちゃいました。コード的な意味で。

そしていつもの感じのビルドに入ります。

途中で入るスラップベースなどはサンプルを使いました。

ドロップ前の8bitなドラムとか、かなり気に入ってます。


⑥ドロップ(2:04~)

お蔵入りになったメロディーが
やっと陽の光を浴びる日が来ました。

やっぱりトランスはいいね。特に曲構成が。
ビルドで溜めてドロップでバーンって弾ける感じ。すき。


⑦アウトロ(2:30~)

終わり方もかなり悩みましたが
結局エモ路線に入っちゃったので
ピアノソロで締めることにしました。

このピアノも手打ちで、
ベロシティーなどを細かく調整することで
生演奏っぽく仕上げました。

ぶっちゃけ録音すれば手っ取り早いです。
鍵盤弾けない。

そういえば曲尺が3分近くになっちゃいましたが
まぁ…いいでしょう。
最近のスマホ音ゲー長めの曲も増えてきたし。


⑧曲名

素直にボーカルの一節から取りました。

実は仮タイトルがあって、それが
"Take in Traubenzucker"
(Traubenzucker:ドイツ語で『ブドウ糖』)

曲に冴えたイメージがあったので
正直こっちの曲名でもよかったのですが
やっぱりボーカル合わせの方がいいと判断

もしかしたらこの曲名でまたトランス作るかもしれないです。
知らんけど。


KaLPuxa.とトランスの関係

私は作曲は中学生の頃から始めていて、
高校生になってGarageBandに移行するまでは
3DSのバンブラPで作曲していました。

その頃良く作っていたジャンルがトランス。
あとチップチューン。

校歌をトランスにアレンジしたりもしてました。
ええ黒歴史です。もちろん公開しません。

なのでトランスは思い出深いジャンルなんです。

「あの頃はこういう曲作ってたな~」とか
思い出に浸りながらこの曲を製作していました。

その頃は『音ゲーのトランス』しか知らなかった私ですが、
高校生になって『クラブミュージックとしてのトランス』を知り、
今回は本格的なトランスを目指してみたつもり…です。

GarageBandで始めて作ったアップリフティングトランスですが、
わりかし良いクオリティになったと思うので、
楽しんで頂けたら幸いです!

今回はここまでです!


次回予告

次回の楽曲振り返りは、
"MEGALOVANIA (KaLPuxa. "HELLFLAME" Remix)"
です!

すぴーどこあ、です。

私のチャンネルで初めて1000再生を超えた曲です。
ご好評のようで何よりです…!

それではまたお会いしましょう!


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