四目並べとコト・トキの消費
こんにちは、みたらしです。
突然ですが、皆さんは四目並べってご存知ですか?
wikiにものすごくわかりやすいぎふが置いてありました。
だいたいこんなやつです。
先日、友達と喫茶店で優雅に団子とお茶を戴いていたときのことです。
その友達がでっかいカバンをゴソゴソしだしたと思いきや、その中から突然四目並べのボードゲームを取り出しました。
ボードゲームを持ち歩くという友人の奇行はともかくとして、四目並べに親しみの無かった僕はなんやかんやテンションがあがり、なんやかんや団子を焼きながらこれに興じることに。
四目並べ自体はそこそこ楽しみました。その次の日。
別の友人と出かけた際、唐突にニンテンドースイッチを取り出し、「まあこれやるか」とかほざきながらコントローラーを押し付けてきました。
スイッチの画面をみると、そこには「四目並べ」の文字。
強烈な既視感に運命を感じつつ、先日得た知識を生かして友人をボコボコに…は出来ませんでしたが、とにかくまたもや四目並べをプレイしました。
アソビ大全が微妙に旬じゃない事とか、どこへ出かける際にも必ずスイッチを持ってくるキッズぶりはともかくとして、いい暇潰しにはなりました。
なったんですが…
なんかテンションが上がらない。
決して四目並べに飽きたとかではない(と思いたい)のですが、そのスイッチのゲームソフトには他のボードゲームも大量に入っていて、結局すぐ他のゲームに移ることになっちゃいました。
自分としては使ったことのない四目並べのおもちゃに触れるという行為自体の方が重要だったみたいです。
後で考えてみて、「ふーん、これがコト消費ね」と知った顔をしておきました。
コト消費、という言葉は2000年代から言われているらしいです。
近年はトキ消費、さらにはエモ消費なんて言葉もあるらしいですが…
時代に取り残されていた僕はさておき、便利なモノよりも、体験(コト)やその場・その時の盛り上がり(トキ)に対して魅力を感じる人がどんどん増えています。
コロナの関係もあって、なんでもオンラインでできるし、記録を残せるようになってきています。
あえて不便を体験したり、その場だけで記録に残らないことを楽しむという風潮が益々広がっていきそうです。
「話すためだけにVR上じゃなくてわざわざ集まるとかエモくね?」とかなるんでしょうか。引きこもり生活が益々捗りそうですね。