マッチングアプリを始めたら、自分がセクマイだと気づけた話②
マッチングアプリ開始から約3ヶ月。
恋愛感情とは何?
え?みんなどうやって恋愛してるの?
の状況に突入したわたし。
でもまだ恋愛してみたい気持ちがあって、頑張るっていうのもおかしいと思ったけど、もう少し頑張ってみようと思いました。
(振り返ると、寒くなってきた時期で、人肌恋しかったのが最大の理由だったかもしれません…)
その頃、毎日楽しくやりとりしていたのが、同い年のRくんです。
正直、趣味は合わなかったけど、これまでの経験とか、感覚が似ているところがあって、思い出せないくらいにどうでもいい話を、毎日ゆっくり楽しくしていました。
ほんとに思い出せないくらい、くだらない話ばかりだったけど、唯一覚えているのは、
大泉洋とムロツヨシのトークなら夜な夜なお酒片手に何時間でも聴いてられるよね。
っていう話です。
(洋のおじさんとムロさん、印象的な話題をありがとうございます。)
1ヶ月半くらい毎日やりとりして、マッチングアプリで知り合った人の中で群を抜いて仲良くなったところで、Rくんが遊びに行こうと誘ってくれました。
仲良くしたいのはわたしだけじゃないんだ〜って、すごくうれしくなりました。
でも、わたしのそれは恋愛感情ではありません。
完全に友情でした。
本当にそれ以上でも以下でもなかった。
今はそう気づいた時点でやめておけばよかったと、後悔の嵐です…
当時のわたしは、
恋愛が前提のマッチングアプリで知り合ったし、Rくんがきっとわたしに少なからず好意を持ってくれているはずだと思うと、ちゃんと会って、ゆっくりでもいいからひとつずつ積み重ねていけば、わたしも恋愛感情としての好意を持てるんじゃないか?
と恋愛をしようと気合を入れ直して、2人で遊びに行くことに。
日程を決めたところで、成り行きで水族館に行くことが決定。
これが軽率でした。
わたしは単に友達と水族館に行くだけの感覚でしたが、一般的には(?)デートの超ど定番。
ここからが急展開です。(悪い方に)
1ヶ月半のやりとり期間と水族館で遊ぶ約束で、たぶん、Rくんの恋愛感情が加速してしまったようでした。(恋愛経験が少なくて鈍感なわたしでも気づけたほど)
わたしと付き合ったら楽しそうとか、彼氏ができたらどんなことがしたいかとか、遊びに行くまでの期間で猛アタックが始まりました。
恋愛関係の始まりとしてはこれが普通なのかもと思いながら、自分の最大限の想像力を発揮して、やりとりを続けるも、ここでまさかの、Rくんに対して嫌悪感を抱いてしまいました。
ちょっと前まで友達らしく、心地いい距離感でやってきたじゃん、なんで?と残念に思う気持ちももちろんありました。
でも、人からの好意をありがたく大切に受け取れない自分が嫌になったし、それでRくんの気持ちを蔑ろにしてしまったこと・真剣に交際できる相手を探す時間を無駄にさせてしまったことが、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その時点では、まだ自分がマイノリティであることは全く自認していなかったし、かといって、Rくんに対して嫌悪感があるなんて絶対言えなかったので、遊びに行く約束は丁重にキャンセルし、少しずつフェードアウトしました。
これも、今考えると本当によくないことでした。完全にわたしはRくんを傷つけることしかしてませんでした。
そう思う今でも、どうすればよかったかの答えは出ません。
やりとりを絶ってから、数日間、楽しくやりとりをしていた友達がいなくなった寂しさと、好意に対して嫌悪感を持ってしまう自分のひん曲がった心や考え方への絶望感がどんどん強くなりました。
ただ、Rくんとのことが、わたしの自認の最大ポイントになったことは間違いありません。
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