笑わないと決めた日。
♪〜夏の思い出 手を繋いで 歩いた海岸線
車へ 乗り込んで 向かったあの夏の日
『夏の思い出』byケツメイシ
湘南で夏のドライブデート。
私の小さな夢です。
幼少期、夏休みに親の実家に帰り、親戚のおばちゃん達に会うと、固まった私の両頬を触り、一言こう言われました。
「女は愛嬌よ。」
私の嫌いな言葉は長らく、
「女は愛嬌」と「女子力」でした。
「人は愛嬌」なら、理解出来るのです。
年齢を重ねても、地位が上がっても、
愛嬌があって、親近感のある人は素敵だよね、という意味なら、大いに頷けます。
でも何故、「女」だけなのか。
就活をしてた時、こう言われた事もありました。
「若い女性が笑ってるだけで、相手は嬉しいから。」
つまり、就活の面接でも、常に笑っていろと言うのでしょう。
どんなキッカケかは分かりませんが、私は昔から、こういった「女性」にしか使われない言葉が大嫌いでした。
「私は絶対に男性には媚びない。だからニコニコしたりしない。知性で出世するんだ。」
いつからか心の中で、こんな誓いをたてるようになりました。
現在、26歳。
仕事でも大した事はなく、女としても大した事のない私は、どう生きていくべきか。
後編に続きます。