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2022年、所感。

年末はあまりにも忙しく、殆ど力尽きて新年を迎えました。

今年のお正月は、家族と優雅に、ラグジュアリーな旅をします。

道すがら、富士山に出会いました。

思えば、富士山を自分の目で見たのは、人生で初めてです。

冬晴れの午後に富士山。

忙しかった年末が嘘のように、気持ちに余裕が出てきます。

私が好きな、有吉佐和子さんの小説「不信のとき」の中で、東京に住む主人公が、清水にて、富士山が目の前に見える旅館に泊まる話が出て来ます。

そこに出てくる富士山は、綺麗というより圧倒的な存在で、畏敬の念、いや畏怖の念を抱くような、そんな存在として描かれています。

自然とは本来、そういう存在なのでしょう。

わたしたちが都合の良い時だけ、癒しを与えてくれる存在ではありません。

雄大な自然は、わたしたち人間もその自然の一部であり、驕り高ぶってはいけない、謙虚になりなさいと、否が応でも、知らしめてくれます。

都会に近付いて来ました。

人も多くなってきました。

遠くには、わたしにとっては憧れの、あの観覧車。

今年は、思うままに、感じるがままに、生きてみようと思います。

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