「明日は我が身」だと言ってあげたい。
自分より10歳以上、歳が離れている人に対して、「あの人、けっこう歳いってる」みたいな言い方をしないように、割と細心の注意を払っている。
なぜかと言えば、「明日は我が身」だから。
あっという間にアラサーになったように、あっという間におばさんと言われる年齢に突入するんだ。
女子高生がアラサー女のことをオバサン呼ばわりしているのを見かけたから、思わずこう言ってやりたくなる。
「明日は我が身だよ。あんたもすぐ、アラサーになるんだよ。」って。
この前、YouTubeを見ていたら、オススメ動画にこんなものがあがってきた。
「さよなら婚活チャンネル」というもので、どうやら結婚相談所のカウンセラー2人が、女性からのお悩みを聞いて、辛口で答える動画のよう。
私が見た回は、婚活を10年続ける40代女性から、なかなか婚活が上手くいかない、とのお悩み。
40代女性が自己申告しているスペックがこちら
・派遣社員の実家暮らし、年収280万円
・周りから32〜35歳に見られる
・専業主婦希望
相手の男性に求めるスペックがこちら
・40〜46歳、年収600〜800万のサラリーマン
・おじさんぽくない見た目
これだけで、残念ながら、「あぁ…上手くいかなさそう」というのが、多くの人の本音だろう。
案の定動画内で、辛口に色々と指摘されていた。
・10年続けても変わらないなら一生変わらない
・本当に結婚したいなら、自分を客観視して、どういう人に好きになってもらえるか考えるべき。女性同士の褒め合いは社交辞令だから、若く見えるという事を過剰に受け止めるな。
・求めるスペックのような男性は、若い子を求める
とまぁ、そりゃあそうだろうな…と思いながら時折笑いつつ見ていて、ついでにコメントも読んでたら、あるコメントが目に留まった。
「男が求めるのは、若く見られる子ではなく、若い子。」
私は、自分の結婚について、35歳くらいにしたいと考えている。
(特に理由はないが、高校生の時からそう思っている。)
でも、私が35歳の時、同世代の男達の選択肢の中に、多分私は入らない。年収やルックスにおいてハイスペックな男なら、尚更。
私も若く見られる方(これは褒めてるんじゃなくて子供っぽく見られてるだけ)だけど、この状態のまま35歳を迎えても、同世代の男が求めるのは、「28歳に見える35歳の女」ではなく、「何歳に見えてもいいけど、実年齢が28歳の女」なのだ。
どうやら私は、自分の仕事や趣味における将来設計ばかり考えていて、結婚はその気になったらいつでも出来ると考えていたようだ。危ない。
冒頭の動画に出て来た女性含め、私も、そして多くの女性達が、意外にも「自分もそこそこイケてるんじゃないか」と案外思っている。
もちろん自分が、女優やアイドルのように可愛いとか美人だとか思っている人は殆どいないだろう。
でも、「別に必死こいて努力までしなくても、そこそこ良い人が1人や2人なら、現れてくれるかも」とは思っている。
そしてその思いを、夢物語には到底及ばない、現実的な、慎ましい願いだとさえ、考えている。
私だってそうだ。
同世代で、家事をよくやってくれる男か、ちょっと歳上でも、そこそこお金持ってる男くらいでいいかな〜。なんて。
何が「でいいかな。」だよ。
私が35歳になった時、そんな男は、とうの昔に結婚してるか、私より若い女を求めるんだよ。
松嶋菜々子も、某人気ドラマの中で言ってたじゃないか。
「女が最高値で売れるのは27(歳)」
※私の現在の年齢です。
急に、動画で出てきた悩める40代女性のことを笑ってはいられなくなった。
私にも、自分の事を客観視出来ないままモテない事を嘆き続け、だからと言って仕事も特段上手くはいっていない有り様が、刻一刻と近づいている。
自分自身にもう一度、声を掛けてあげたい。
明日は我が身だよ。