今年の秋は執着心を捨てようか。
台風が去ったと思いきや、秋の長雨はまだまだ続きそうです。
半袖半ズボンで寝落ちすると、朝起きた時に、ちょっと肌寒く感じるようになって来ました。
こうしてじわじわと、寒い季節が迫り来る。
冬を耐え抜く為の覚悟を迫られているようで、おどおどしてしまいます。
はぁ〜、温かいおうどんが食べたい。
村上春樹のエッセイに、「村上ラヂオ」という本があります。
先日、古本でGETしました。
元は雑誌ananに連載されていたものを、書籍化したようで、1つの話はたったの4ページ程度。
とても読みやすいのに、深い。
一見、誰でも書けそうな文章に見えるけれど、絶対に書けない。
プロフェッショナルはカッコイイです。
そのエッセイの中のとあるエピソードで、「人は変わろう変わろうとしてもそんなに変われない。だけど、まぁ別に変わらなくてもいいやと思うと、案外変わったりする」といったニュアンスの文章があるんですね。
とても興味深いなと思います。
執着心を捨てるからでしょうか?
変わろうと意識しすぎるのを辞めた瞬間、すっと変われたりする。
結婚したいと言い続けていた時はご縁がなかったのに、「もうどっちでもいいや」と思った瞬間、意外な出会いがあったりする。
何かに対して、絶対こうするんだという強い欲望も大事だけど、あんまり「絶対」だと思い過ぎない事も、大事なのかもしれません。
貪欲に、でもしなやかに。
何事もバランス、中庸が大切。