2022年~2023年の自前データを使って秋期間の考察をしました
自宅で観察して取ったふんわりデータをもとに過去2年の洗濯物の乾き具合とその環境を考察しています。今回は秋期間(9~11月)です。
代表値とピボットテーブルを見てみる
秋期間の乾くのにかかった時間は平均3.1時間、中央値、最頻値ともに3時間と言うことで、春と同じくこの期間は多くの場合で3時間、つまり10時ごろには乾いていたようです。最大で6時間つまり13時、最短で2時間つまり9時の乾き上がり。ピボットテーブルでみると、9月の乾き上がり時間が2.4~2.5時間と早い傾向があります。最短時間は9月に集まっている可能性が高いです。
この期間の平均気温は18.5度、中央値は17.9度で大きな乖離はありませんが、春夏に比べると差が大きい。ピボットテーブルで見ますと、3か月中9月の平均気温だけが高い状態なので、平均は9月の値に引っ張られている可能性があります。秋期間はフィールドごとにヒストグラムを作って傾向の差を明確にする必要があるかもしれません。
また年毎に見ると、2022年より2023年の方が9~10月の気温が高めです。しかし湿度は期間を通して2022年の方が高めです。この辺は洗濯物関係なく詳細に見ていきたい感じ。秋期間としての湿度は平均、中央値ともに72%。ただし2023年の方が低い傾向にあります。日射量は平均、中央値ともに0.8。個人的に乾くかどうかのラインとして見ている0.7を基準に考えると、0.7以上の場合が多くなっていますので、外干しした日の多くは良く晴れていたと考えます。
この期間は段々と日の出時間が遅くなっていきます。よって朝の早いうちはどうしても日射量が少なくなりがちなので、曇っていたから日射量が少ないのか、季節的に早めの時間は弱いのかを考える必要があると思います。
22年23年ともに9月までは夏期間のような環境ですが、10月ごろから気温の平均がぐっと下がり季節が移り替わった印象を受けます。
ここまでが代表値やヒストグラムを見ての考察です。全体的の傾向として春期間に似ている印象。
相関グラフを見てみる
Excel君が出してくれた相関関係のグラフを見ます。まず自宅とアメダスの環境、検体部位の比較ですが、アメダス湿度と自宅観測の湿度は相関関係は春期間で確認できていますので割愛、検体についても春期間で上部と下部で連動していることを確認できています。検体の湿り具合と検体の温度との関連も春期間で一応確認できています。勾配が微妙なものについてはのちほど相関係数を確認したいと思います。
Excel君で相関グラフを出してもらいますと、秋期間でも屋外湿度と日射量の相関がみられると言う判定です。
また検体の湿り具合と日射量も相関があるとされています。
検体の温度と外気温も相関ありとされています。
しかし秋期間でも屋外湿度と屋外温度のでは相関は弱いようです。
検体の湿り具合と外気温の関係も弱い、ていうか関係なし判定。
秋まで見てきて通して感じるのは、Excel君が相関があると考えるフィールドは一貫しており、相関が無いと判定しているものはどの期間も相関無しとされています。相関ありのフィールドは一部で外れ値によって相関ありとは判定されていないものもありますが、季節によってフィールド同志の相関があったりなかったりと言うことはなさそうです。
【免責的なもの】あくまで「ふんわり」
自宅での観察は、環境の数値は市販の観測器を使ったり、検体の観察も非接触温度計と薪の湿度を測る計器での手動計測で、正確さや厳密さは到底アメダス機器には及びません。時間も1時間ごとをめどにしていますが、なにせ人間が手動で観察するため時間のズレもおおいに起こっています。そんな中でも何かしら「ふんわり」とでも傾向や一定のポイントが分かればと考えています。
またこれは私の統計やデータサイエンスの勉強でもあります。何も知らないところから勉強しながらやっていますので、考察不足や思い違い、勉強不足の点もあること、のちの記事で訂正があるかもしれないことをどうかご承知おき、温かい目で見守ってくださいますよう、どうかよろしくお願いいたします。
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