ワイルドグレード精油
植物採取するときに大切なこと
この写真で分かる通り自然の中では欲しい植物だけが生えている訳ではありません。
この中から精油原料になる一種類を一本一本選り分けながら採取を行うので、減量採取はとても大変な作業となります。
ヨモギは森の中には生育しておらず、日中ずっと火が照っている土手や砂利、山なら崩壊地などで積み上がった乾燥した砂利の横や酸度の強い場所、菌が多くある土等にも生育するようです。(作業が終わって余裕が出来たら採取地の酸度を測ってみようと思います)
そんなこんなで、ここのところ行ける日は降っても晴れてもヨモギを探して歩いて気が付いたのですが、彼らは別にそこが好きな訳ではなくて"そこでも生きられるから"生えている様子です。
そして、同じように生きていられる強い植物はいくつもあります。
私は採取するときに同じところに群生しているハルジョオンやブタクサ、クズなども同じくらい刈ります。これらは持ち帰る訳ではありませんがヨモギ一種だけが私の採取によって繁殖圧を下げられて他の植物との生存競争に負けてしまわないようにするためです。勿論、根こそぎ全て採取することなどはせず半分は残します。
更には特定外来植物も見つけたら根こそぎ抜くか繁殖しないよう刈り取ります。
これはスイスの研修でロルフというフォレスターのおじさんがやっていたので私も真似しています。
楠山蒸留所ではこんなことしながらの作業なのでただ採取するだけよりもなかなか時間がかかります。
しかし、勿論良いこともあります。
釜の中の残渣を出して新しいヨモギと入れ替えをする作業行程上でヨモギに触れる手がみるみるとスベスベになります。
これはどんな優秀なハンドクリームよりもその効果を実感出来ます。
私は残渣液を家に持ち帰ってお風呂に入れて薬湯を楽しみます。
今日は中々の雨の中びしょ濡れになり、お腹が痛くなる程身体が冷え切ってたので更に嬉しいお風呂の時間となりました。
雨の日は虫が居なくてありがたいし、そして何よりも雨の山は美しさが増すので濡れても構わず入山してしまいます。
$${\textit{Artemisia princeps Pampan.}}$$
#楠山蒸留所 #ヨモギ #artemisia #aroma #japanese #雨の森 #rain_forest
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