#精油
ユニークな作業にぴったりの既製品なんてない
私の精油の蒸留機は銅製のアランビックという種類のもの。
蒸留所を開設するにあたってどうしてもその蒸留機で精油を作りたかった。
IHヒーターを使って蒸留するステンレスの釜は価格も安く、タイマーもあって致命的な失敗にはあまり至ることはない。
が。
なんというか、不揃いであるがためのドキドキワクワク感がない優等生。
『製品を作っているのだからドキドキとかそんなの要らないでしょ。』
と、普通なら
森の入り口で森の出口を考える。
なんだかんだと言いつつも、それでも蒸留自体は楽しいものです。
銅の蒸留機の中が”コーーーーーーーーー....”という音を発しながら沸騰をし始め辺りにはスギの枝葉の良い香りが漂い始める。
途端に周りを飛び交っていた血を吸う虫が去っていく。
風向きによって風除けの位置を動かしたり、薪の火力を調整しながら時間を計り、水量をチェックし、蒸留水の排水量や冷却水の水量を調整する。
そして、製品はどんなパッ
『森と海と生き物としてのわたし達』 〜森づくりから見えてきた世界〜
【aromatopia167号】
一年間の予定で始まり結局二年間に延長し連載をさせて頂いた森づくりコラムの最後の執筆でした。(次号ではインタビューを受けてます)
当初お話を頂いた時、『執筆などしたことないのにちゃんと務まるかしら?』と、とても不安ながらに始まった連載でした。
そして思いかえせばこの二年間
『森と海と生き物としてのわたし達』〜森づくりから見えてきた世界〜
毎号4ページのこのシリーズ
初めての伐倒 Vo.1
58年生の飫肥杉を2本、間伐(森の手入れのための伐倒)して来ました。
Facebookにその時の写真を上げたら『おめでとうございます!』とコメントをいただきました。でも、私の心中は複雑でした。どちらかと言うとその作業からは極力距離を置きたいと思っていたのです。それが何故突如伐倒することになったのか…今回はそのお話を書いてみました。
私が森の学校の現地講習のフィールドとして、日々お世話になってい