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ワイルドグレード精油
植物採取するときに大切なこと
この写真で分かる通り自然の中では欲しい植物だけが生えている訳ではありません。
この中から精油原料になる一種類を一本一本選り分けながら採取を行うので、減量採取はとても大変な作業となります。
ヨモギは森の中には生育しておらず、日中ずっと火が照っている土手や砂利、山なら崩壊地などで積み上がった乾燥した砂利の横や酸度の強い場所、菌が多くある土等にも生育するようです。(作業
森の入り口で森の出口を考える。
なんだかんだと言いつつも、それでも蒸留自体は楽しいものです。
銅の蒸留機の中が”コーーーーーーーーー....”という音を発しながら沸騰をし始め辺りにはスギの枝葉の良い香りが漂い始める。
途端に周りを飛び交っていた血を吸う虫が去っていく。
風向きによって風除けの位置を動かしたり、薪の火力を調整しながら時間を計り、水量をチェックし、蒸留水の排水量や冷却水の水量を調整する。
そして、製品はどんなパッ
『森と海と生き物としてのわたし達』 〜森づくりから見えてきた世界〜
【aromatopia167号】
一年間の予定で始まり結局二年間に延長し連載をさせて頂いた森づくりコラムの最後の執筆でした。(次号ではインタビューを受けてます)
当初お話を頂いた時、『執筆などしたことないのにちゃんと務まるかしら?』と、とても不安ながらに始まった連載でした。
そして思いかえせばこの二年間
『森と海と生き物としてのわたし達』〜森づくりから見えてきた世界〜
毎号4ページのこのシリーズ
森づくりサポーターのみなさんへ配送開始
先日のこと。
生物多様性の高い森づくりの中に在る蒸留所のサポーターを募集しました。
当社の蒸留の原料を収穫する森は『非皆伐』と呼ばれる丸刈りをしない方法で林業が行われている森です。『皆伐』や『非皆伐』という言葉は林業以外では聴きなれない言葉ですが、林業業界では頻繁に使われる言葉で
皆伐=丸刈り
非皆伐=丸刈りにしない
という意味です。
どちらも一長一短あり、見えないところで私たちの生活を
【一本の価値と一群の価値】
先日、とあるカレンデュラの精油に出会った。
それは市販品ではなくてある人が自分の釜で蒸留したもの。
そして、その人が蒸留したラベンダーやレモングラスなど様々な植物の香りを聴き感じたことがある。
やはり、どの植物にしてもその土地土地の土のミネラルの多さや陽当たり、水の感じ(加圧水で育ったのか雨で育ったのかその土地の地盤は何土寄りなのか、風は強いか弱いか虫は多いか少ないか、もしくは肥料を与えているか
森と自然と林業とワタシ
『森を守るとかって言い方オカシクない?』
突然ちょっと乱暴な言い方ですみません。
これは長年、”私がワタシに向けて”吐いていた言葉です。
『人間が居なければ、地球は自らの自浄作用で元に戻っていく。なのに人間が自然を守ろうとか森を守ろうとか言うのって大きな勘違い過ぎて恥ずかしくない?』
人間以外の動物と植物と鉱物だけであれば地球はこんなにも短期間で急激に環境を変える事はなかった筈。
現に今、人