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どうしてあなたの写真は暗い(あるいは明るすぎる)のか。【ブロガーのためのスクワット/第07話】

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ちなみに、前回の記事はこちら。

気をつけるだけでは変えられない「写真の明るさ」。

 あなたが写真を撮って「思ってたのと違う」という結果が出てきた場合……つまり失敗写真にはいくつかの種類がある。ピントが来ていない、カメラが動いて被写体がブレてる、画面からモノがはみ出ている、なんだか画面が傾いている。

 この4つは気をつければどうにかなる。具体的に言うと、ピントが来ているかどうか確認する、カメラをしっかり固定する、モノがはみ出ていないかどうか撮る前に確認する、画面が水平になるガイドを探してそれを基準に撮る……という解決策がある。要は、撮る前に気をつければいいのだ。

 問題はもうひとつの失敗。本記事のトップ写真は晴天の昼間に撮った雪山だ。決して夜空のなか月光に浮かび上がる雪山ではない。つまり、「なんだか思ってたのより暗い or なんだか思ってたのより明るい」ということが写真撮影では往々にして起きがちだ。撮影をカメラ任せにしている限り、こればっかりは気をつけても解決しない。なぜならカメラが「これくらいの明るさで撮るのがいいっしょ」と判断しているからだ(「私はフルマニュアルで明るさをコントロールしているから問題ありません」という人は今回の記事を読み飛ばしていただいてかまわない)。

カメラは勝手に「ちょうどいい明るさ」を決めている。

 そもそも「明るい」とか「暗い」というのは絶対的な感覚ではなく、あくまで相対的なもの。つまり、「これくらいの明るさ(ないし暗さ)で見えていてほしいな」という人間の感覚は時と場合によってものすごく違うのに、カメラははあなたの気持ちを理解して「適正な明るさ」を考えてくれるわけではない。あなたが写真を撮って「暗すぎる」と思ったり「明るすぎる」と思ったときにやるべきことは、じつは照明を消すことでも照明を足すことでもない。なぜか。

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