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早く夜になりますように

はやく夜へ逃げるんだ
正しいものが正しいかは知らないけど
君じゃない
君じゃない二人で逝けないよ
一人で行く
はやく夜へ

水槽『はやく夜へ』より

前書き

今日も一日お疲れ様です

帰り道で玉遊び(意味深)して5000円の臨時収入を得たので、吉野家で夜ご飯を食べました。

今やってる冷汁、味濃いけれど美味しいですね。

明日は新刊の発売日なので待ち遠しいです。

朝から夜になることを願ってる

YouTubeって音楽垂れ流しにするとたまに脳天突き刺さるような作品あるよな。

今日のお話にしようとした歌がまさにそれです。

どうやら、この話は少女を誘拐した男と誘拐された女の子の話なんだとか。

MVでは
誘拐した男は大人らしい、焦燥感から逃げるように耐えている。
誘拐された女の子は、ずっと笑っていてとても幸せそう。

共依存とはまた違う価値観で、織り成される2人の関係性。

この対比が、ゆっくりとした音楽とマッチして最高に好きだ。

タイトル通り、彼らには朝や昼は眩しすぎるのだろう。
夜じゃないと呼吸が出来ず、安心できない人は間違いなく存在する。
彼らは正しくそうだろう。

だからといって朝が来ないようにする力は僕たちにはないし、朝に震え、怯える気持ちが分からない人が大半なのだろう。

朝起きた時に、起き上がれない人の気持ちが一日を幸福に始められる人にわかるだろうか?

学校に向かう足が前に出ない人の気持ちが、学校が楽しくてしょうがない人にわかるだろうか?

そんな朝や昼に向かない人を普通の人は笑う。
そして夜にその人を見た時、そのギャップに、勝手に驚くだろう。

普通にできている人には、普通にできない人の気持ちが分からない。
わかって欲しいとは思わない。

思いは、朝が何事もなく終わって欲しい。それだけ。
望みは、呼吸ができる夜になって欲しい。それだけ。
願いは、心を波立たせないで欲しい。それだけ。

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